steal one's thunder
この成句を辞書で検索すると、
(人の)お株を奪う、とか
出し抜く、鼻を明かす
といった訳がよく見られます。また、
(人の)アイデアを盗む、横取りする
という訳もポピュラーなようです。
覚えてしまえばそれまでだとは思いますが、なんとなくしっくりこなかったのは、"steal"という動詞が、”奪う”や”盗む”といった概念に合うのに対して、"thunder"がよく分からないという1点でした。
つまり、"thunder"を色々調べてみても、アイデア、”お株”とかいう意味がないからです。
では、"thunder"にはどんな意味を求めればよいのか?答えは、Oxford Advanced Learner's Dictionaryにありました。
spoil sb's attempt to impress by anticipatiting him, detracting from what he is saying, doing, etc.
ピンときたのは、"attempt to impress"という部分でした。つまり、"他人に印象付ける"ということですが、言ってみれば、他人を"アッと言わせること"、とも言えます。"アッと言わせる"とは、ある行為や言動がその人に対して効果的であること、その人をシビレさせているとも言えるでしょう。
そうした試み(=thunder)を挫いてしまう(=spoil)ことが、この成句の意味するところのようです。
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