"New York minute"という表現をご存知でしょうか?
"in a New York minute"という形で用いられることが多いのですが、字義通りに解釈するならば、ニューヨークにおける”1分”、ということになります。ニューヨークにおける1分も、サンフランシスコにおける1分も、同じ1分には違いありません。ですが、ここで言う、"New York minute"は短い時間のたとえとして用いられる表現です。
ニューヨークは大都会です。東京も都会ですが、子供の頃初めて東京に旅行を経験した際、帰ってきたら祖父に都会の人間は歩くのが速いだろう、と言われたことを思い出します。せっかち、というべきでしょうか。
うろ覚えなのですが、私が"New York minute"という表現を初めて知ったのは、たしか辞書関係のサイトでの引用だったのですが、そこでの説明に、ニューヨーク市内の運転では信号待ちでぼやぼやしていたらすぐにクラクションを鳴らされる、青になった瞬間にもクラクションが鳴らされるくらいせっかちだ、というような話でした。
いずれにしてもこの表現は、非常に短い時間の間に事が行われることを表現するときに使われます。
In a New York minute, Ed Koch has a change of heart on Obama
Just two weeks ago, former New York Mayor Ed Koch was telling city voters to elect a Republican to Congress, to "send a huge message to President Obama that we're not happy with how he's dealing with Israel."
Now, one speech to the United Nations and a one-on-one chat later, Koch is an enthusiastic backer of the same president's reelection.
The one-time Democrat tells his supporters that it's all water under the Ed Koch Queensborough Bridge.
"I'm now on board the Obama Reelection Express," he says in an email to supporters.
(Michael A Memoli. In a New York minute, Ed Koch has a change of heart on Obama. Los Angels Times. September 27, 2011.)
前New York市長がオバマ政権への不支持から支持へと変節したということのようですが、New York市長だっただけに、"in a New York minute"というのは皮肉でしょうか。
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