ワシントン条約で取引が規制されているクモをペルーから密輸しようとしたドイツ人らが空港で摘発されたというニュースです。
何と3,000匹ものタランチュラをスーツケース内の靴下に隠していたそうです。
Forget snakes on a plane — Peru’s got spiders in socks.
Airport workers in Callao, Peru seized more than 3,000 tarantulas found stuffed inside socks in travelers’ luggage Tuesday.
The employees made the skin-crawling discovery inside the suitcases of three passengers at Jorge Chavez International Airport after recieving an anonymous tip.
(Emily Lefroy. Over 3,000 tarantulas discovered hidden inside socks in luggage at airport. New York Post. November 5, 2026.)
クモ類はペットとして人気があり、特にタランチュラ(tarantula)はマニアがいるそうなのですが、このような密輸の事例は後を絶たないようです。
さて、"tarantula"という単語ですが、このクモが生息するイタリアのTarantoに因むとの説明が辞書に見えます。Tarantoはイタリア半島の南部、ちょうどブーツの踵あたりに位置する港湾都市です。
ところで、"tarantula"という単語の近くには、"tarantella"というスペルのよく似た別の単語が載っています。この"tarantella"というのはタランテラという踊りのことなのですが、この語も同じくTarantoという地名に由来するとあります。
そして興味深いことに、タランチュラに噛まれるとその毒により踊り始める(もしくは、タランチュラの毒を抜くために踊る)ことからタランテラというようになったという説があるんだそうです。これらの説に事実や科学的根拠は無く、民間語源(folk etymology)という但し書きがあります。
タランテラは8分の3拍子を基本とする速いテンポの音楽でもあります。
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