昨日取り上げた、サンフランシスコで公共の場で裸になることを禁じる条例の可決のニュースを改めて今日も取り上げます。
昨日の引用記事でも触れられていますが、今回の“ヌード禁止条例”にはいわゆるNaturistと呼ばれる人たちからの反発も強く、今後論争に発展しそうな気配があります。
下記の記事はまた別のソースからの引用ですが、反対派について書かれている部分です。
Moments later, boos and a sudden shedding of clothes by aggrieved audience members led to a hastily called recess as naked people loudly and lustily voiced their displeasure.
Gerhardt Clarke, 55, of Oakland wore only a white stocking cap, white socks and white underwear briefs as he shouted about recalling Supervisor Scott Wiener, the ban's author.
Clarke said he's confident he'll be able to keep on going starkers. Activists last week filed a pre-emptive lawsuit to block the city from implementing the ordinance, seeking redress for the right to undress. "This lawsuit will wipe out these fascist clones," Clarke predicted.
(Josh Richman. San Francisco orders nudists to put their pants on. San Jose Mercury News. November 20, 2012.)
今日の単語は、"starkers"という単語です。
まず質問です。"starkers"という単語の品詞は何でしょうか?
辞書を引けばすぐに答えは分かりますが、
keep on going starkers
という部分に着目すれば、名詞ではなく、形容詞、あるいは副詞であることが分かると思います。つまり、"starker"ではなく、"starkers"という単語なのです。辞書を引く際も、"starker"ではなく、"starkers"のエントリを見る必要があります。
"starker"という名詞の複数形のように見えてしまうのですが、実は違うというところがポイントです。
こういう単語のことを、"deceptive"な単語と言うのだろうと思いますが、スペルを見て、通常行為者を表すためにつける語尾の-erからそのように解釈してしまうというところが落とし穴でしょうか。"starkers"という単語の語尾は、行為者(-er) + 複数形(-s)なのではなく、愛着を示したり、ややふざけたニュアンスを出すための接尾辞(-ers)なのだそうです。
さて、"starkers"の意味ですが、素っ裸の(で)、という意味です。
"starkers"というどちらかという見慣れない単語が”素っ裸”を意味するようになった経緯にはどういうものがあったのでしょうか?
これについては多くの辞書で、"stark-naked"に由来するという説明があると思います。
では、"stark-naked"とは?
これについては話が長くなりますので、明日取り上げます。お楽しみに!
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