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2015年6月2日火曜日

pillory

まずは引用をどうぞ。


Congress' decision to abandon the federal government's bulk collection of the phone records of American citizens represents vindication of the much-pilloried former NSA contractor Edward Snowden.

While scrambling over expired elements of the Patriot Act continues in Washington this week, it's clear that when the dust settles, the feds will no longer be in the bulk collection business. And that's a good thing.
(Rem Rieder. Rieder: Vindication for Edward Snowden. USA Today. June 1, 2015.)


アメリカで当局による電話の傍受プログラムが廃止される(正確にいうと、愛国者法で傍受を認めた条項が失効する)ようですが、テロ防止と国民のプライバシー尊重とを秤にかけた難しい問題はプライバシー尊重でけりがついた格好です。

傍受(盗聴)を暴露して国外に逃亡したエドワード・スノーデン氏は一躍時の人となりました。

ところで、


much-pilloried


という表現はどういう意味でしょうか?

"pillory"を引くと、


さらし(晒し)台


という訳語がありました。添えられた挿絵には、木枠に首と両手を拘束されている罪人が描かれています。

"in the pillory"は“物笑いの種になって”、“汚名を着せられて”という意味だそうですが、動詞としての"pillory"も同様の意味で使われています。

つまり、さらし台という刑具から比喩的に発生した表現です。


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