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2017年7月7日金曜日

G20開幕 ― press the flesh

G20サミットが開幕しました。

意外だったのですが、トランプ米大統領とロシアのプーチン大統領はこのサミットで初対面なのだそうです。選挙介入疑惑などで度々取り上げられてきた両首脳の蜜月関係だけに、これまで一度も対面していなかったという事実が意外でした。


HAMBURG, Germany — President Trump and Russia's Vladimir Putin had their first opportunity to size each other up Friday ahead of their first one-on-one meeting at an international summit in Germany.

The two leaders shook hands and exchanged a few words ahead of their sit-down at the Group of 20 talks in Hamburg, according to Putin’s spokesman Dmitry Peskov. It was the first time the two leaders pressed the flesh since U.S. intelligence agencies accused Putin of interfering in last year's presidential election to get Trump elected.
(Trump, Putin meet, shake hands. Now what? USA Today. July 7, 2017.)


G20サミットはドイツのハンブルクで行われていますが、ホスト国の首脳であるメルケル首相の、各国首脳の出迎え方の微妙な違いがニュースになっていたりします。

さて、トランプ氏とプーチン氏の初対面はやはり握手からスタートしたようですが、"shake hands"という一般的な表現ではなく、


press(ed) the flesh


という表現が使われています。

これも「握手」の意味なのですが、アメリカ英語の口語表現とされています。


2017年7月6日木曜日

not your cup of tea

"not your cup of tea"という表現がありますがどのように使われるかご存知でしょうか?


If you'd asked me a couple of months ago, I'd have said I'd seen " Gone With the Wind " three times - once with commercials, once when I was barely paying attention, and once on a 19-inch TV. The first time I considered myself too smart for it I was a teen-ager; the second time I thought it was a likable soap opera; and the third time I thought it was a fine movie, but not my cup of tea.
(San Francisco Chronicle, 2010.)


興味がない、熱心ではない、という意味で用いられるフレーズです。

Collins Cobuild Dictionary of Idiomsでは下記のように定義されています。


If you say that something is not your cup of tea, you mean that you do not feel very enthusiastic about it or interested in it.



2017年7月5日水曜日

make a killing

"Make a killing"というフレーズがあるのですが、"killing"などというと物騒ですが、その意味は大儲けするというものです。

Collins Cobuild Dictionary of Idiomsでは下記のように定義されています。


If someone makes a killing, they make a large profit very quickly and easily.


濡れ手で粟、というような意味合いがあります。


NEW DELHI: Even though the government has capped prices of cardiac stents, this has failed to bring much relief to patients. Companies, distributors and hospitals continue to earn hefty profits ranging from 40600% on other medical devices such as catheters, orthopaedic implants and surgical equipment, data submitted by regulatory authorities from Maharashtra and Odisha shows.
(Sushme Dey. Companies, hospitals make a killing out of medical devices. Economic Times. June 30, 2017.)


"Killing"が大儲けを指すようになったのは19世紀後半からのようですが、アメリカ英語の俗語表現から来ているそうです。


2017年7月4日火曜日

clothesline

自宅にテレビを設置していないので普段テレビは見ないのですが、旅行先ということもあり、テレビのニュースを見ていました。

海外ニュースの紹介で、驚愕のビデオが取り上げられていました。見られた方も多いのではないかと思います。トランプ大統領がプロレスのリング場外でCNNのロゴを頭につけた相手を押し倒してめった打ちにするビデオです。


President Trump signaled Sunday that he’s ready to rumble with the mainstream news media — tweeting a video in which he takes down CNN with a vicious pro-wrestling move.

The doctored clip shows Trump using a “clothesline” maneuver to flatten an opponent with CNN’s logo in place of his head, then pummeling him into submission on the ringside floor.

The brawler-in-chief’s video broadside — which he captioned “#FraudNewsCNN #FNN” — spurred the network to immediately jump into the fray and accuse Trump of goofing off ahead of his Wednesday departure for the G20 summit meeting in Germany.
(Trump literally tackles mainstream media with CNN ‘clothesline’ video. New York Post. July 2, 2017.)


きつい冗談の類としても、現職の大統領が自身のツイッターで発信したというのは驚愕です。

トランプ大統領は常日頃から特定メディアを名指しして「フェイクニュース」と批難しており、今回はその怒りが頂点に達したのでしょうか。

さて、引用した記事中に出てくる、


clothesline maneuver


という表現が何を意味するのか分からなかったのですが、色々調べてこれはプロレス技でいわゆる「ラリアート」と呼ばれるものだと分かりました。

"clothesline"というのは洗濯物を干す際に使われるロープのことを指しています。(アメリカは物干し竿ではなく、庭にロープを張って干すんですね。)

その"clothesline"のように腕を拡げた状態で体当たりして(特に首のあたりを狙って)、相手にダメージを与える技がラリアートです。

ちなみにラリアートという名称はスペイン語の由来で、牛や馬を捕まえるときに首めがけて放つ「投げ縄」を指しています。"clothesline"は、洗濯物用のロープを道に張ってバイクに乗ったライダーを狙ったことから、やはり首に引っ掛けるということでラリアートのことを指すようになったようです。

筆者が小学生くらいのころプロレスブームで、キン肉マンなどの漫画が流行りましたが、そんな昔をなつかしく思い出しました。


2017年7月3日月曜日

cockles of the heart

先週末は少し長いお休みをいただきまして、今日、月曜日まで旅行をしておりました。

旅行については私事ですので読者の皆さんにはそんなことはどうでもいいことだと思うのですが、途中に立ち寄ったお店で買ったドーナツの包装に見つけた以下のような英語表現が今日取り上げたい内容です。

その表現というのは、


This taste warms the cockles of my heart.


というものです。

ココナツ風味の美味しいドーナツでしたが、"cockle(s)"という単語を知りませんでしたので、どういう意味だろうと思った訳です。

とかく日本において商品マーケティングに見られる英語表現というのは間違ったものが多いので、上記の例もその類かと思ったのですがどうやらそうではないらしいことが分かりました。


warm the cockles of a person's heart


という表現はランダムハウス英和辞書にもちゃんと載っていて、


(人を)喜ばせる,ほのぼのとさせる


とあります。

「心底」、「心の底から」、というような日本語も見えるのですが、"cockle"というのは二枚貝の一種で日本ではトリガイと称される貝を指すようです。

つまり、私が購入したドーナツは心を芯から温めてくれるくらいに美味しい、ということで包装に印字されているということになります。(実際、ココナツ風味が好きな私には美味しかったです。)

二枚貝を指す"cockle"を使ったフレーズがこのような意味に発展したのは、その二枚貝の形状が心臓と似通っていることにあるそうです。

"cockles"は心臓のその中にあるもうひとつの心臓という象徴みたいなものでしょうか。