人間がAI(人工知能)を制御できなくなる危険性に対してトランプ大統領は否定的で、AI開発を遅らせるのはバカげていると言っています。
そのトランプ氏はAIという名称が良くないと言い、SI (Super Intelligence ) と改称すると宣言しましたが、グーグルやメタ、アンソロピックなどAI関連企業のトップをホワイトハウスに招き、AI(SI!?)開発において各社が内部統制を強化するとの内容で合意したと報じられています。
各社のCEOらが合意、署名した共同声明のような文書が公開されています。その文書中、トランプ氏の署名欄では、"President of the United States"が、"President of the Unites States"になっており、スペルミスだとこれまた揶揄されています。
それはさておき、ホワイトハウス主導による今回の合意宣言についての記事から引用です。
ON TUESDAY, EXECUTIVES for Google, Anthropic, Meta, OpenAI, xAI, and Nvidia all signed “The White House Accord on Super Intelligence,” which was announced following a luncheon held by President Donald Trump.
The effort was an act of “tremendous self-regulation,” as Trump put it, but the agreement is not the sweeping AI regulation that people inside the companies themselves have been asking for. And while failing to honor these public commitments could count as illegally lying to consumers, even that wouldn’t be enough to trigger massive reforms.
(Maddy Varner. Trump’s AI Safety ‘Accord’ Is a Fancy Pinky-Swear. Wired. September 30, 2026.)
AIの安全性に関する合意宣言は"AI Safety Accord"とあるのですが、記事のタイトルには、
pinky-swear
と表現されています。
"pinky"については以前取り上げたことがありますが、これは小指のことです。そして"swear"とは宣誓のことで、つまり小指での宣誓ということになります。"pinky promise"とも表現されることがありますが、小指による約束は日本語でいう「指切りげんまん」に当たるものです。
この「指切りげんまん」は日本だけの風習と思いきや、アメリカや諸外国にもあるものなんですね。"pinky-swear"、"pinky promise"いずれも辞書には見当たりませんが、「指切り」は子どものやる事、子どもの間での約束事というイメージがありますね。
AIの安全性に各社が責任を持つという今回の合意宣言を"pinky-swear"だというのは、それが子どもの約束事みたいだ、と揶揄しているように感じられますね。
「指切りげんまん」の「げんまん」とはゲンコツ万回、約束を破ったら拳固で1万回殴るということで、「針千本飲ます」と合わせて約束破りは許さないという、ある意味脅しですが、AIの安全性を担うトップ企業の責任は重大と考えられるところ、ゲンコツ万回や針千本では済まない話だろうと思われます。
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