数年前から走ることが日常生活の一部になっていることもあり、一時期は摂取カロリーに敏感な時期がありました。
コンビニなどで購入する食品では、ラベルのカロリー表示をチェックする癖があります。
摂取カロリーには敏感だったのですが、”empty calories”という表現は知りませんでした。
A few bites here and there at work may be doing more harm than good.
Eating food obtained from vending machines or cafeterias at work adds an average of 1,300 calories to an employee's diet weekly, according to a new study.
Using data from the U.S. Department of Agriculture Food Acquisition and Purchasing Survey, the study found the foods people obtained from work mostly contained "high amounts of sodium and refined grains, with little whole grains and fruit." The food was high in "empty" calories, which contain little to no nutrients and are often composed of solid fats and added sugars.
"This is the first study to use a nationally representative dataset of U.S. households," lead researcher Stephen Onufrak says. "We limited the study to adult-aged participants, 18 and over, who are currently working."
(Tala Salem. Workplace Eating Adds Empty Calories. US News & World Report. June 12, 2018.)
“empty calories”とはどういう概念なのでしょうか?
All food contains calories, and we need a certain amount of calories each day. But some foods provide not only calories but also other ingredients that also are critically important, such as vitamins, minerals, antioxidants, and others. When a food provides primarily calories, and little else of value to our health, we say that food has "empty calories."
(Understanding empty calories. Harvard Health Letter. June 2016.)
これを読むと、カロリーとしてはしっかりあるのにビタミンやミネラルといった栄養価の面では乏しい食品のことを指すと解釈できます。
摂取カロリーが低ければ肥満につながらない、と思いがちですが、摂取するカロリーには栄養価に富んだものと乏しいものとがある、ということでしょうか。
“empty calories”というのは、後者を意味し、つまりは”empty”が指すのはカロリーというよりも栄養価のことです。(”calorie”を容れ物のような概念で捉えているようにも思われます。)
同じカロリーを摂取するならば栄養価が高いものが良いに決まっています。
2018年6月14日木曜日
2018年6月13日水曜日
dustup
"dustup"という表現をご存知でしょうか?私は初めて見ました。
Jeffery Howell picked the wrong time to get into a brawl. Just recovering from brain surgery, he found himself in a dustup with a group of people, suffered a blow tot the head near the site of the surgical incision and was soon dead.
(David Boroff. Three arrested, including 20-year-old woman, after fisherman who recently underwent brain surgery dies from blow to head. New York Daily News. June 12, 2018.)
ランダムハウス英和辞書を引くと、
喧嘩、乱闘、殴り合い
などと出ていました。
動詞のフレーズで、"dust up"というものもあるそうです。意味は(人を)攻撃する、とありました。
"dust"は名詞では、ほこり、塵、のことですが、動詞になると、ほこりを払う、掃除する、という意味があるところ、俗語表現としては、殴る、という意味でも使われるようです。
これはつまり、相手を殴るという激しい行為によって、ほこりが立つことから連想された表現だと思われます。
"dust"にはこのような、殴る、叩く、といった俗語の意味から派生した表現が他にもいくつかあり、例えば、
dust a person's pants (trousers)
は、子供のお尻を(お仕置きの意味で)叩く、という意味で、また、
dust a person's coat (jacket)
は、ぶん殴る、したたかに打つ、という意味の成句として定着しています。
これらの表現はまたニュース記事などでお目にかかることがあればいずれ。
Jeffery Howell picked the wrong time to get into a brawl. Just recovering from brain surgery, he found himself in a dustup with a group of people, suffered a blow tot the head near the site of the surgical incision and was soon dead.
(David Boroff. Three arrested, including 20-year-old woman, after fisherman who recently underwent brain surgery dies from blow to head. New York Daily News. June 12, 2018.)
ランダムハウス英和辞書を引くと、
喧嘩、乱闘、殴り合い
などと出ていました。
動詞のフレーズで、"dust up"というものもあるそうです。意味は(人を)攻撃する、とありました。
"dust"は名詞では、ほこり、塵、のことですが、動詞になると、ほこりを払う、掃除する、という意味があるところ、俗語表現としては、殴る、という意味でも使われるようです。
これはつまり、相手を殴るという激しい行為によって、ほこりが立つことから連想された表現だと思われます。
"dust"にはこのような、殴る、叩く、といった俗語の意味から派生した表現が他にもいくつかあり、例えば、
dust a person's pants (trousers)
は、子供のお尻を(お仕置きの意味で)叩く、という意味で、また、
dust a person's coat (jacket)
は、ぶん殴る、したたかに打つ、という意味の成句として定着しています。
これらの表現はまたニュース記事などでお目にかかることがあればいずれ。
2018年6月12日火曜日
POW/MIA
史上初の米朝首脳会談がシンガポールで開催されました。
YouTubeでは、CNNやTIME、Fox Newsなどがライブ映像を流していたので、仕事をしながら横目で見ておりましたところ、厳戒態勢の市内の様子などを映していました。
その後画面はサミット会談の会場のホテルに切り替わり、建物の左右から歩み寄ってくるトランプ氏と金氏が、両国旗が互い違いに並ぶ通路のちょうど真ん中で出会い、握手するという、恐らくはあらかじめ演出されていたであろうシナリオ通りに首脳会談の口火が切られました。
両氏が並んでメディアの撮影に応じましたが、カメラのシャッター音はまさしくマシンガンのようでした。
さて、会談は無事に終わったようですが、最終的に両国首脳が合意文書に調印した、その内容が報道されています。
朝鮮半島の非核化への努力を含めて、両国の合意事項4点が箇条書きされているのですが、その中の4点目に下記のようにあります。
4.The United States and the DPRK commit to recovering POW/MIA remains, including the immediate repatriation of those already identified.
(READ: Full text of Trump-Kim signed statement. CNN. June 12, 2018.)
"POW/MIA"という略語が出てきます。
この略語について、記事中にも、他のメディアの報道でも何の解説もないのですが、一体何を指しているのでしょうか?
ランダムハウス英和を引いてみると、POW、MIA、それぞれ載っており、それぞれ、
prisoner(s) of war
missing in action
の略のようです。
つまり、朝鮮戦争の中で行方不明となってしまった兵士のことを指す略語として、一般的に通用しているもののようです。
米朝の首脳会談ですから仕方ありませんが、個人的には、拉致問題はちゃんと取り上げられたんだろうかと思っています。
YouTubeでは、CNNやTIME、Fox Newsなどがライブ映像を流していたので、仕事をしながら横目で見ておりましたところ、厳戒態勢の市内の様子などを映していました。
その後画面はサミット会談の会場のホテルに切り替わり、建物の左右から歩み寄ってくるトランプ氏と金氏が、両国旗が互い違いに並ぶ通路のちょうど真ん中で出会い、握手するという、恐らくはあらかじめ演出されていたであろうシナリオ通りに首脳会談の口火が切られました。
両氏が並んでメディアの撮影に応じましたが、カメラのシャッター音はまさしくマシンガンのようでした。
さて、会談は無事に終わったようですが、最終的に両国首脳が合意文書に調印した、その内容が報道されています。
朝鮮半島の非核化への努力を含めて、両国の合意事項4点が箇条書きされているのですが、その中の4点目に下記のようにあります。
4.The United States and the DPRK commit to recovering POW/MIA remains, including the immediate repatriation of those already identified.
(READ: Full text of Trump-Kim signed statement. CNN. June 12, 2018.)
"POW/MIA"という略語が出てきます。
この略語について、記事中にも、他のメディアの報道でも何の解説もないのですが、一体何を指しているのでしょうか?
ランダムハウス英和を引いてみると、POW、MIA、それぞれ載っており、それぞれ、
prisoner(s) of war
missing in action
の略のようです。
つまり、朝鮮戦争の中で行方不明となってしまった兵士のことを指す略語として、一般的に通用しているもののようです。
米朝の首脳会談ですから仕方ありませんが、個人的には、拉致問題はちゃんと取り上げられたんだろうかと思っています。
2018年6月11日月曜日
sanctum sanctorum
米朝首脳会談がいよいよ明日に迫りました。
The New Yorkerの記事からの引用です。
In the city of Pyongyang, the sanctum sanctorum of the Workers’ Party of Korea, there are changes afoot that would have vexed Stalin. Repression has not dimmed, but, to indulge the aspirations of the young North Korean élite, a class known to foreigners as “Pyonghattan,” the government has permitted the odd yoga class, squash court, and sushi bar.
(Evan Osnos. Donald Trump and Kim Jong Un’s Nuclear Summit and the Bid for History. The New Yorker. June 18, 2018 issue.)
(記事は今朝アクセスしたものですが、ニューヨーカー誌の発行日付としては6月18日となっています。)
内容としては概ね、北朝鮮が体制の維持をどのように図ろうとしているかを1970年代の中国と比較して考察しているものです。
さて、引用した部分では、ピョンヤンを指して、
the sanctum sanctorum of the Workers' Party of Korea
と表現しています。
この"sanctum sanctorum"とはラテン語のフレーズですが、英訳すると、
holy of holies
となります。
ラテン語で、"sanctus"は神聖な、という意味の形容詞ですが、その中性形sanctumで名詞として用いられています。
一方、2つ目の"sanctorum"は同じくsanctusの複数・属格形です。(属格は、~のうちで、という意味合いがあります。)
辞書を引くと、この表現は旧約聖書でエルサレム神殿等の中でも最も聖なる場所を指したものだそうですが、現代では一般的に神聖な場所という意味で用いられるようになったようです。
The New Yorkerの記事からの引用です。
In the city of Pyongyang, the sanctum sanctorum of the Workers’ Party of Korea, there are changes afoot that would have vexed Stalin. Repression has not dimmed, but, to indulge the aspirations of the young North Korean élite, a class known to foreigners as “Pyonghattan,” the government has permitted the odd yoga class, squash court, and sushi bar.
(Evan Osnos. Donald Trump and Kim Jong Un’s Nuclear Summit and the Bid for History. The New Yorker. June 18, 2018 issue.)
(記事は今朝アクセスしたものですが、ニューヨーカー誌の発行日付としては6月18日となっています。)
内容としては概ね、北朝鮮が体制の維持をどのように図ろうとしているかを1970年代の中国と比較して考察しているものです。
さて、引用した部分では、ピョンヤンを指して、
the sanctum sanctorum of the Workers' Party of Korea
と表現しています。
この"sanctum sanctorum"とはラテン語のフレーズですが、英訳すると、
holy of holies
となります。
ラテン語で、"sanctus"は神聖な、という意味の形容詞ですが、その中性形sanctumで名詞として用いられています。
一方、2つ目の"sanctorum"は同じくsanctusの複数・属格形です。(属格は、~のうちで、という意味合いがあります。)
辞書を引くと、この表現は旧約聖書でエルサレム神殿等の中でも最も聖なる場所を指したものだそうですが、現代では一般的に神聖な場所という意味で用いられるようになったようです。
2018年6月8日金曜日
学校では教えてくれない語源 ー pencil
インターネットとスマホで事足りると錯覚しそうな今日、鉛筆と消しゴムというアナログに惹かれます。
数ヶ月前ですが、大学時代に単位を落としてしまったラテン語を復習することにした私は、古い教科書を引っ張り出し、紙と鉛筆、そして消しゴムを手元に準備しました。
今時、鉛筆で書いて、消しゴムで消す、なんてことをやっている大人はそういないでしょう。
学生はシャープペンシル、大人は使うとしてもボールペンではないでしょうか。
About 500 years after a graphite deposit was discovered in England and sliced into the first pencils, a store devoted to pencils has opened in Lower Manhattan. If the enterprise seems belated, well, it is. Who uses a pencil anymore?
Pencils are like fax machines and margarine: They do a job, sure, but other things do the same job better — pens, email and butter, respectively. You can write a letter in pencil, but it’s more adult to write in pen. You can solve a crossword in pencil, but it’s more courageous in pen.
(Molly Young. A Pencil Shop, for Texting the Old-Fashioned Way. New York Times. May 19, 2015.)
ニューヨークの鉛筆専門店を特集した記事を読んで、やはりインターネットとスマホの時代にも鉛筆という存在に惹かれる人はいるのだと思いました。
さて、改めて、この“pencil”という単語の語源を振り返ってみると、驚愕の事実(大袈裟!?)に当たりました。
結論からいうと、“penis”(そう、男性器の“penis”です)と同根なのです。
“pencil”の語源を辿ると、ラテン語penicillusに由来するとあります。これは画家が使うブラシ、絵筆のことを意味したそうですが、それは尻尾との連想から生まれたもので、もう一段階遡るとラテン語peniculus、これは小さい“penis”の意なのですが、ラテン語penisは尻尾(tail)を意味します。
英語の“penis”は同じくこのラテン語penis(“tail”、つまり尻尾)に由来しているもので、故に、“pencil”と“penis”は同根です。
健全な学生諸君は授業や講義中に鉛筆を見て想像を膨らませることの無きよう。
シャーペン世代には余計なお世話か!(笑)
数ヶ月前ですが、大学時代に単位を落としてしまったラテン語を復習することにした私は、古い教科書を引っ張り出し、紙と鉛筆、そして消しゴムを手元に準備しました。
今時、鉛筆で書いて、消しゴムで消す、なんてことをやっている大人はそういないでしょう。
学生はシャープペンシル、大人は使うとしてもボールペンではないでしょうか。
About 500 years after a graphite deposit was discovered in England and sliced into the first pencils, a store devoted to pencils has opened in Lower Manhattan. If the enterprise seems belated, well, it is. Who uses a pencil anymore?
Pencils are like fax machines and margarine: They do a job, sure, but other things do the same job better — pens, email and butter, respectively. You can write a letter in pencil, but it’s more adult to write in pen. You can solve a crossword in pencil, but it’s more courageous in pen.
(Molly Young. A Pencil Shop, for Texting the Old-Fashioned Way. New York Times. May 19, 2015.)
ニューヨークの鉛筆専門店を特集した記事を読んで、やはりインターネットとスマホの時代にも鉛筆という存在に惹かれる人はいるのだと思いました。
さて、改めて、この“pencil”という単語の語源を振り返ってみると、驚愕の事実(大袈裟!?)に当たりました。
結論からいうと、“penis”(そう、男性器の“penis”です)と同根なのです。
“pencil”の語源を辿ると、ラテン語penicillusに由来するとあります。これは画家が使うブラシ、絵筆のことを意味したそうですが、それは尻尾との連想から生まれたもので、もう一段階遡るとラテン語peniculus、これは小さい“penis”の意なのですが、ラテン語penisは尻尾(tail)を意味します。
英語の“penis”は同じくこのラテン語penis(“tail”、つまり尻尾)に由来しているもので、故に、“pencil”と“penis”は同根です。
健全な学生諸君は授業や講義中に鉛筆を見て想像を膨らませることの無きよう。
シャーペン世代には余計なお世話か!(笑)
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