"face the music"という成句をご存知でしょうか?
招いた結果を潔く受け止める、という意味です。ここで、"music"とは“お説教”の意味だそうです。
There has been some weird signaling coming from Germany regarding asylum for Snowden in recent days. On Tuesday, the German Justice Minister publicly advised Snowden to go home and face the music — seemingly rejecting the idea of asylum in Germany.
(Benjamin Wittes. Is Putin Selling Out Edward Snowden? Lawfare. July 31, 2014.)
"music"は本来耳に心地よいもののはずですが、その逆である小言や説教の意味で用いられているのは興味深いものがあります。
"face the music"が何故にこのように発展したのかについては諸説あるそうです。
ある説では、この表現は舞台俳優の心境を表現したもので、本番を控え神経質になっている俳優がいよいよ自分の出番になって舞台に立って、オーケストラが奏でる音楽に対面せざるを得ない状況とその心境を指したものだというものです。
尤も俗説らしく、はっきりした語源は不明だそうです。
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