まずは引用から。
Twitter CEO wins breathing room from Wall Street critics
(Reuters) - Twitter Inc's forecast of re-accelerating user growth helped lift its stock on Thursday, but the goodwill will only temporarily take the heat off embattled Chief Executive Dick Costolo, analysts said.
The Internet company said on Thursday that recently launched products and partnerships have set the stage for it to expand its audience.
The optimistic comments, as well as fourth-quarter revenue that topped analyst forecasts, were well received by investors. Twitter's stock jumped 9 percent to $45 in after hours trading.
(Alexei Oreskovich. Twitter CEO wins breathing room from Wall Street critics. Reuters. February 5, 2015.)
ツイッター社の最近の業績について詳しく知りませんが、あまり良くないという雰囲気が漂っていたのでしょうか、ウォールストリートのアナリストからはあまり好意的にみられていなかったところが、予想を裏切る好業績だったようです。
経営者にしてみれば叩かれるのを免れた訳で、"wins breathing room"というわけです。
日本語でも、一息つく、という表現で、小休止する、一休みする、という意味ですが、英語で"breathing room"という表現だとは知りませんでした。
ちなみに、"breathing space"とも言うそうです。(ランダムハウス英和、Merriam-Websterのエントリでは"breathing space"が、American Heritage Dictionaryでは"breathing room"がエントリになっています。)
ところで、日本語での“一息つく”は、一息つく間、などのように“時間”の概念ですが、英語では"space"あるいは"room"と、“空間”の概念になっているという違いが気になりました。
尤も、"breathing space"には、動くことのできる空間、という意味もあるらしく、
The train was so crowded that there was hardly breathing space.
(ランダムハウス英和辞書の例文から)
のような用いられ方もします。
"breathing room"と"breathing space"は特に使い分けがあるということでもないらしく、また“一息つく(間)”の意味にも、“動くことのできる空間”の意味にも用いられるようです。
そうそう、"breathing spell"とも表現します。
2015年2月6日金曜日
登録:
コメントの投稿 (Atom)
「誰かに一息つく余裕を与える」 give someone a break という意味はないのですが, elbowroom を思い出しました。
返信削除英語教室 Lingo-Field
コメントありがとうございます。
削除