歩きスマホが社会問題化しています。鉄道駅ではプラットホームを歩きながらスマホを操作する危険に対し注意喚起するポスターが貼られています。
先日はスマホ画面を見ながら歩いていた女性に体当たりして怪我を負わせたとして男が逮捕されました。
いっそのこと、歩きスマホには罰金刑を課したら、とは安易な発想!?でしょうか。
MANHATTAN BEACH, Calif. — Admit it: You often look at your phone when you cross the street. I do it all the time. I’m sure you do, too.
Should this be an illegal act, such as jaywalking or running a red light?
Reaction has been heating up online to a new law, just signed by the mayor of Honolulu, to ban looking at your cellphone when crossing the street.
Yet it’s still OK to talk on the phone while walking.
(Jefferson Graham. Would a fine stop you from looking at your phone? USA Today. August 6, 2017.)
歩きスマホの問題は日本に限りません。ハワイ・ホノルルでは道路を横断する際にスマホ使用を禁止する法律が可決されたそうです。
さて、今日取り上げたいのは、"jaywalk"という単語です。
興味深いことに、"jaywalker"という単語と別に"jaydriver"という単語が存在していたそうです。"jaydriver"はその後使われなくなってしまうのですが、通行方向を逆走する運転手のことを意味したそうです。(自動車が発明される以前、まだ馬車の時代の話です。)
この"jaydriver"の類似表現として生まれたのが"jaywalker"ですが、"jaydriver"の意味を引き継いで、進行方向を守らない歩行者という意味で使われ、その後、横断すべきでない道路を横断するような交通違反を犯す歩行者という意味になったそうです。
これら単語に見られる"jay-"という接頭辞はアルファベットのジェイ(J)ではなく、田舎者を指す"jay"に由来すると言われています。無骨な田舎者が交通ルールを守らない、ということらしいですが、歩きスマホは都会の人間の病気だと思いますね。
まあ、今時猫も杓子もスマホユーザーなのですから、田舎者、都会者、という区別もありません。
エチケットに欠けている、というのが、 "jay-"の意味するところ、というところでしょう。
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