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2018年3月6日火曜日

Hoosier

十数年前の話ですが、アメリカに3か月間ほど滞在したことがあります。

その際印象に残ったことの1つに、ビールが手に入らないということがありました。未成年云々の話ではありません。

日本ではコンビニでもスーパーでも、大人であれば文句言われることなく調達できますが、アメリカではそんなに気楽にビールを買うことができないのです。

正確に言うとアメリカ国内でも州により独自の規制があって、私が滞在していたペンシルベニア州でも独自の規制が施行されていたところでした。今となっては記憶が曖昧ですが、1週間のうち、ビールを購入できる曜日が決まっていて(確か、水曜日から金曜日まで、とか極めて限定されていました)、しかもビールを買うことのできるお店というのは裏通りで、看板も掲げずひっそりと営業しているような店舗だけだったのを覚えています。(一方、ワインやウィスキーの販売店は表通りで営業していますが、ビールは置いていませんでした。)

以下に引用する記事はインディアナ州の話ですが、こちらも独自の規制があったようです。


Grabbing mimosa ingredients the day of an impromptu brunch.

Picking up a bottle of red wine for Sunday dinner while grocery shopping.

Rushing out to buy a case of your favorite beer because a few of your friends have invited themselves over at the last minute to watch a full day of NFL action.

These Sunday shopping scenarios were impossibilities in Indiana. But not now. Gov. Eric Holcomb signed a historic bill Wednesday that made Sunday carryout alcohol sales legal in Indiana.

Sunday ushered in the new reality that allows grocery, package liquor, drug and convenience stores to sell alcohol between the hours of noon and 8 p.m. on Sundays. The milestone was still setting in for Hoosiers who figured the state's ban on such sales would be as tied to the state's legacy as breaded tenderloins are.
(Justin L Mack. Sunday alcohol sales come to Indiana stores for the first time. Indy Star. March 4, 2018.)


インディアナ州では、週末自宅でアメフトの試合をビールを飲みながら観戦、なんていうアメリカ人の定番とも言える過ごし方は不可能に近かったそうですが、日曜日のアルコール類の販売が規制緩和されたそうです。

さて、引用した記事の最後の部分に、


Hoosier


という単語が使われているのですが、これはインディアナ州の住民を指す異名です。

田舎者という意味のある"Hoosier"ですが、なぜインディアナ州のことを指すようになったのかは、諸説あるもののはっきりしないそうです。

ウィキペディアによりますと、インディアナ州をThe Hoosier Stateと呼ぶようになったのは150年以上も前に遡るそうですが、爾来スポーツチームなどがHoosierの名を冠してきました。

以前、the Peach Statethe Yellowhammer StateBig Appleなど、アメリカの地名の異名を取り上げてきましたので参考ください。


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