米国人建築家のFrank Lloyd Wrightの建築が、ユネスコの世界文化遺産に登録されたというニュースです。
建築のことに詳しくはありませんが、フランク・ロイド・ライトという建築家の名前は聞いたことがあります。よくよく調べてみると、帝国ホテル(の新館)を設計したことでも有名だということで、その関連で耳にしたのかもしれません。
Eight of architect Frank Lloyd Wright's buildings were added to the UNESCO World Heritage List on Sunday, elevating them to the same status as Machu Picchu, the Pyramids of Giza and the Statue of Liberty.
(中略)
After Sunday's announcement, Wright's buildings will be the 24th American site included on the World Heritage List. It marks the United States' first designation since the Trump administration withdrew from UNESCO in 2018 citing an anti-Israel bias.
Plaudits rolled in from across the country following the designation.
(Josh Axelrod. UNESCO Adds 8 Frank Lloyd Wright Buildings To Its List Of World Heritage Sites. NPR. July 7, 2019.)
今回世界文化遺産の登録を受けたのは米国内の8つの建築物のようです。
日本においても、仁徳天皇陵を含む近畿の古墳群が世界文化遺産に登録されニュースになっていますが、登録のために奔走した関係者や地元の人たちにとっては喜びもひとしおでしょう。
ライト氏の建築についてはニューヨークやシカゴをはじめとするアメリカ国内各州にあるようですが、
Plaudits rolled in from across the country following the designation.
ということで、各州知事などから祝意のコメントが寄せられているようです。
この"plaudit(s)"という単語を知らなかったのですが、通例複数形で用いられ、
拍手、喝采、絶賛
などの意味があります。
よく考えてみれば、スペルのよく似た単語、"applaud"に語源を同じくします。
ラテン語の動詞plaudereは称賛するという意味ですが、その命令形がplauditeとなります。(厳密に言うと、ラテン語の命令形には単数、複数が別で、plauditeは命令法二人称複数形ということになります。)
なぜ、命令形なのでしょうか?
語源解説によりますと、ローマ帝国の時代、劇を演じる役者は芝居が終わると観客に拍手喝采を求めるのが普通だったようです。
つまり、観客が自発的に拍手喝采するのではなく、役者が逆に要求していたということなのです。
2019年7月9日火曜日
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