今日の1日1語は、英語というよりも日本語がポイントのようではありますが、英単語caterを見ていてふと沸いてきた疑問です。
日本語でもケータリングなどと言いますが、この表現、単なる出前の高級表現(?)かと思っていた人、挙手お願いします!
・・・といってもブログではどうしようもないのですが、私自身何となく、cateringも出前も、デリバリーも、同じような感覚です。
しかしながら、日本語としては、
出前
仕出し
ケータリング
の3つは曖昧ながらも、ある程度の線引きはされているようなのです。詳しくは、Wikipediaにおまかせします・・・。
ところで、caterの意味としては、食べることに限らず、(相手の)要求を満たすこと、という意味があります。その含意するところは、相手の要求に”阿る”というところがあります。つまり、サービスを提供する側と受ける側とにある種の身分差をほのめかすものがあります。
下記の実例を提示します。
In a recent survey by the marketing company Frank About Women of nearly 1,600 women ages 35 to 74, 48% said many retailers seem to cater to younger shoppers and ignore others. But the women's replies to two other questions show why any store's marketing approach may seem self-contradictory: 40% of women said they had no interest in clothes that make them look younger.
(Clothing stores rediscover Boomers; At midlife, "dress your age" takes on a new meaning. USA Today. 2008.)
2009年10月7日水曜日
2009年10月6日火曜日
ゴディバのチョコレートと出歯亀 ― Peeping Tom
のっけから意味不明で、もしかしたら不謹慎なタイトルかも知れませんが、ご存知の通り、Godiva(ゴディバ)は、あの有名なチョコレートのブランドです。
ゴディバのチョコレートが何で出歯亀に関係あるのでしょうか?
ゴディバのブランドを中傷する意図は微塵もありませんので誤解なきよう・・・。本ブログは、英語表現の多様性やその背景に親しむことを目的としております。
ところで、単刀直入に答えは、ゴディバのロゴにあるようです。
白馬に乗った美女(?)は、服を着ていません・・・。
全ては、ゴディバ夫人(Lady Godiva)の伝説に遡るそうなのですが、その詳細は以下のようなものです。
重税に苦しめられる人たちを見かねたLady Godivaが、夫である、マーシア伯(Earl of Marcia)に減税を願い出たところ聞き入れてもらえませんでした。重ねての懇願の末、夫から出された条件は、“裸で馬に跨って、街を一周すること、”という、卑劣極まりないものだったということです。
ゴディバ夫人はこの要求を飲んでその通りにした結果、夫は約束を守り、減税が実施されたそうですが、ゴディバ夫人がその約束を受け入れるに当たっては、街の人々にその姿を見られたくないことから、外出せず、家にこもるよう、伝えられ、実際、皆その言いつけを守ったそうです。
ところが、ここに不謹慎なTomという男(tailorあるいはbutcherとも言われています)は言いつけを守らず、こっそりと裸のゴディバ夫人を盗み見た、と言われています。
以上が、ゴディバ夫人の物語であり、本日の単語、Peeping Tomの語源でもあります。
今日のニュースで、米国の人気女性キャスターがホテルで覗き見の被害を受けた、という・・・、甚だシモネタ的な話題ですが、記事がありました。
何でも、居室の覗き穴(peephole)に細工をしていたそうです。下記の記事ではこうした犯罪に対する対策も書かれていますので、ご用心あれ。
How to foil a hotel Peeping Tom? Plug up your hotel-door's peephole
Did you used to feel safe once you're locked behind your hotel-room door, but now the Erin Andrews stalker case is making you feel vulnerable?
After all, federal prosecutors are saying that the suspected stalker David Michael Barrett allegedly filmed other women in the nude while in their supposedly private hotel room through a tampered peephole.
(USA Today. October 6, 2009.)
2009年10月5日月曜日
犯行声明 ― claim of responsibility
日本語でクレームというと、商品やサービスに対してケチをつける、というようなイメージがあります。代価に見合う商品、サービスが提供されていない、つまりは代価に見合う正当な商品、サービスを提供せよ、という権利主張です。なぜか、日本語ではクレームというと、何か後ろ暗く、本来の分を超えて、要求しているようなイメージがあります。クレーマーという表現もそのことを表す1つだろうと思われます。
本日取り上げる表現は、"claim of responsibility"ですが、これはニュースによく出てくる表現ですが、”犯行声明”と訳されることがほとんどです。
つまり、自分がやりました(自身が"responsible"である)ということの主張("claim")ということです。
パキスタンの国連事務所で、自爆テロがあったというニュースですが、犯行声明が出ていないようです。
Suicide bomber kills 5 at UN office in Pakistan
ISLAMABAD — A suicide bomber disguised as a security officer struck the lobby of the U.N. food agency's Pakistan headquarters Monday, killing five people a day after the new leader of the Pakistani Taliban vowed fresh assaults, authorities and witnesses said.
The blast raises questions as to how the bomber managed to evade tight security at the heavily fortified World Food Program compound in the capital, Islamabad. It could also hamper the work of WFP and other aid agencies assisting Pakistanis displaced by army offensives against al-Qaida and the Taliban in their strongholds close to the Afghan border.
(中略)
There was no immediate claim of responsibility for the bombing. Militants have carried out scores of suicide attacks in Pakistan over the last 2 1/2 years, several of them targeting foreigners and their interests. Under U.S. pressure, Pakistani security forces have recently had some success combatting the extremists.
(The Associated Press. October 5, 2009.)
本日取り上げる表現は、"claim of responsibility"ですが、これはニュースによく出てくる表現ですが、”犯行声明”と訳されることがほとんどです。
つまり、自分がやりました(自身が"responsible"である)ということの主張("claim")ということです。
パキスタンの国連事務所で、自爆テロがあったというニュースですが、犯行声明が出ていないようです。
Suicide bomber kills 5 at UN office in Pakistan
ISLAMABAD — A suicide bomber disguised as a security officer struck the lobby of the U.N. food agency's Pakistan headquarters Monday, killing five people a day after the new leader of the Pakistani Taliban vowed fresh assaults, authorities and witnesses said.
The blast raises questions as to how the bomber managed to evade tight security at the heavily fortified World Food Program compound in the capital, Islamabad. It could also hamper the work of WFP and other aid agencies assisting Pakistanis displaced by army offensives against al-Qaida and the Taliban in their strongholds close to the Afghan border.
(中略)
There was no immediate claim of responsibility for the bombing. Militants have carried out scores of suicide attacks in Pakistan over the last 2 1/2 years, several of them targeting foreigners and their interests. Under U.S. pressure, Pakistani security forces have recently had some success combatting the extremists.
(The Associated Press. October 5, 2009.)
2009年10月2日金曜日
孔雀の目 ― Argus
昨日に引き続き、テーマは”百”ですが、これもやはりギリシャ神話の登場人物です。
American Heritage Dictionaryの定義では、
A giant with 100 eyes
であり、
who was made guardian of Io and was later slain by Hermes
とあります。また、恐らく目が100もあることから派生したのだと思われますが、
An alert or watchful person; a guardian
という意味もあります。眼が百もあればどんな些細な事も見逃さないだろう、という訳でしょう。
辞書を拡げていますと、続けて"argus pheasant"というエントリーもあり、こちらは”孔雀”のことです。
何でも、100の目玉を持つ巨人のArgusはHermesに退治された後は、その目が孔雀の尾に使われた、という話があるそうです。孔雀が羽を広げた時の、あの無数の目玉のような模様は、ギリシャ神話の連想から来るもののようです。
ググッていますと、(watchfulなどの)比喩的な意味に乗じてか、セキュリティを確保するシステムの名称や、会社名称に使われている例などに多くあたります。
Argusのイメージについては、こちらをご覧ください。
"百"のテーマは今日でおしまいです。来週以降、また別の話題を取り上げたいと思いますのでよろしくお願いします。
American Heritage Dictionaryの定義では、
A giant with 100 eyes
であり、
who was made guardian of Io and was later slain by Hermes
とあります。また、恐らく目が100もあることから派生したのだと思われますが、
An alert or watchful person; a guardian
という意味もあります。眼が百もあればどんな些細な事も見逃さないだろう、という訳でしょう。
辞書を拡げていますと、続けて"argus pheasant"というエントリーもあり、こちらは”孔雀”のことです。
何でも、100の目玉を持つ巨人のArgusはHermesに退治された後は、その目が孔雀の尾に使われた、という話があるそうです。孔雀が羽を広げた時の、あの無数の目玉のような模様は、ギリシャ神話の連想から来るもののようです。
ググッていますと、(watchfulなどの)比喩的な意味に乗じてか、セキュリティを確保するシステムの名称や、会社名称に使われている例などに多くあたります。
Argusのイメージについては、こちらをご覧ください。
"百"のテーマは今日でおしまいです。来週以降、また別の話題を取り上げたいと思いますのでよろしくお願いします。
2009年10月1日木曜日
神話の怪物と台風 - typhon
今週は“百”をテーマにお届けしています。
さて、台風の季節といいますか、最近は気圧の状況が不安定ですが、今日取り上げる単語、typhonは台風(typhoon)の語源とも言われています。
このtyphonは、頭が100もあるギリシア神話上の怪物で、ゼウスによって退治されたと伝えられています。
Typhon
Greek Mythology. A monster with one hundred heads, thrown by Zeus into Tartarus.
(American Heritage Dictionary)
この怪物が嵐を引き起こすと想像されたことから、typhoonの語源になっているという説がありますが、実際には中国語で台風を意味する、"tai feng"から、日本語の台風を経ているという説の方が有力のようです。(Wikipediaによる)
ちなみにフランス語では、typhonが台風や嵐を意味するようです。
Typhonのイメージはこちら。
さて、台風の季節といいますか、最近は気圧の状況が不安定ですが、今日取り上げる単語、typhonは台風(typhoon)の語源とも言われています。
このtyphonは、頭が100もあるギリシア神話上の怪物で、ゼウスによって退治されたと伝えられています。
Typhon
Greek Mythology. A monster with one hundred heads, thrown by Zeus into Tartarus.
(American Heritage Dictionary)
この怪物が嵐を引き起こすと想像されたことから、typhoonの語源になっているという説がありますが、実際には中国語で台風を意味する、"tai feng"から、日本語の台風を経ているという説の方が有力のようです。(Wikipediaによる)
ちなみにフランス語では、typhonが台風や嵐を意味するようです。
Typhonのイメージはこちら。
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