昨日に引き続き、テーマは”百”ですが、これもやはりギリシャ神話の登場人物です。
American Heritage Dictionaryの定義では、
A giant with 100 eyes
であり、
who was made guardian of Io and was later slain by Hermes
とあります。また、恐らく目が100もあることから派生したのだと思われますが、
An alert or watchful person; a guardian
という意味もあります。眼が百もあればどんな些細な事も見逃さないだろう、という訳でしょう。
辞書を拡げていますと、続けて"argus pheasant"というエントリーもあり、こちらは”孔雀”のことです。
何でも、100の目玉を持つ巨人のArgusはHermesに退治された後は、その目が孔雀の尾に使われた、という話があるそうです。孔雀が羽を広げた時の、あの無数の目玉のような模様は、ギリシャ神話の連想から来るもののようです。
ググッていますと、(watchfulなどの)比喩的な意味に乗じてか、セキュリティを確保するシステムの名称や、会社名称に使われている例などに多くあたります。
Argusのイメージについては、こちらをご覧ください。
"百"のテーマは今日でおしまいです。来週以降、また別の話題を取り上げたいと思いますのでよろしくお願いします。
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