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2009年10月20日火曜日

”優先席では電源オフ”は常識? ― texting

今日、帰宅途中の通勤電車であった話です。

地下鉄からJR線への乗り換えで、特急通過待ちの途中駅から快速電車に乗り込みました。ガイジン2人(男性)と日本人女性と思われる1人が、車両の端っこ、つまり優先席エリアの辺りで、つり革につかまっていたところを私が乗り込み、空いている場所もないので仕方なくグループの近くのつり革を持ちました。

ラッシュ時だったので、通過待ちしている電車に次々と人が乗り込んでくるのですが、必然的というか、車両の端っこに押し込まれる形で、最終的に私のポジションが”ガイジン”グループに囲まれるような形で電車が発車してしまいました。

どうやら3人とも多少アルコールが入っているようで、周りの通勤乗客からするとやや迷惑というか、場違いな雰囲気を醸し出していたのですが、次の駅に到着する10分から15分くらい、この”ガイジン”グループの会話を聞く羽目になりました。

リスニングのお勉強、くらいに考えて、つり革に掴まった状態で揺られながらぼんやりと話を聞いていたのですが、途中から以下のようなやり取りがあり、引っかかりました。


ガイジン男A: (窓ガラスに貼られたステッカーを見て)ここPriority Seat(優先席)だね。ケータイは電源オフなんだ・・・。

日本人女性: (目の前の優先席に座っている若い男性が携帯をいじっているのにあてつけてか)そう、その通り、そうなんだけど、誰も守らないわ・・・。

ガイジン男B: (同じく男性を認めて)Yeah, but he is just texting...


正確な表現は自信がありませんが、おおよそ流れとしては以上のようなやり取りでした。

今日取り上げる、一語は、"texting"ですが、特に携帯端末などで、メールなどを書く場合、"write an e-mail"といったような野暮な表現ではなく、"text"という名詞を動詞的に使った、"texting"という形で用いるのが慣用のようです。

これはごく最近の用法と思われ、古い辞書などでは、"text"が動詞としてエントリされている例は見当たりません。

私の引っかかった点ですが、上記のやり取りにある、”優先席だからケータイ電源はOFF”→”でも、メール作成だから大丈夫”といったロジックなのですが、どうもしっくり来ません。デバイスそのものが電波を発している状況は、優先席付近では避けられるべきでしょう。

下記の記事では、ケータイの電磁波の影響について、通話の場合とメールの場合とで、影響の差異について述べていますが・・・。ガイジンの発言は、電波オフモードでのメール作成という捉え方をしていたのかもしれないという推測もありますが、紛らわしい行為は慎むべきであろうと思われます。


Q. Do cell phones really cause brain cancer? Do you think the Philippines will soon have an epidemic of brain cancer because Filipinos use cell phones very extensively?

(中略)

As regards your second question, even if RF energy from cell phones can cause brain cancer, it is unlikely for this disease to reach epidemic proportion in the Philippines. We Filipinos hardly use our cell phones to make voice calls. We use them to text, a habit that exposes us to very little amount of RF energy because when we text, the cell phone antenna—the part of the phone that emits RF energy—is far from our body.
(Eduardo Gonzales, MD. Of cell phones and brain tumors. Manila Bulletin. September 29, 2009.)

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