"clean bill of health"、あるいは"bill of health"という成句があります。直訳するならば、健康の証明書、といったところでしょうか。実際、由来としては、主に船員の人が、乗船前に感染症その他に罹患していないことを証明するのが、"bill of health"というものだったということです。
同じ船というコミュニティでは病気を抱えている人がいると色々と困るわけで、"bill of health"はある人が同乗者にご迷惑をかけませんよ、という証明の意味合いとも言えるのだと思いますが、英語の成句としても発展して、いわゆる健康を証明する具体的な書類、といよりも、ある人の身元や適性などを保証する、という意味合いに発展したようです。
その意味では、お墨付き、とか太鼓判を押された、という日本語が近いようです。
さて、下記の引用記事は健康に関するものですが、意味合いとしては”お墨付き”に近いかもしれません。
Parents believe the benefits of testing their children for the genetic risk of some diseases outweigh the negative consequences, according to US scientists.
In the study, published in the journal Pediatrics, parents who were offered a genetic test supported their children also being tested.
(中略)
The report found that "parents offered the genetic susceptibility test for common preventable conditions tended to consider that the potential benefits of this test for their own child could outweigh its risks".
Professor Kenneth Tercyak, from the Georgetown Lombardi Comprehensive Cancer Center, said: "These tests usually don't offer a clean bill of health and can be hard to interpret even in the best scenario."
(Parents 'want child gene tests'. BBC News. April 18, 2011.)
遺伝子診断はかなり発展しているようですが、ガンや生活習慣病にかかる可能性について、健康のお墨付きを与えるというところまでは行かないようです。
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