最近30日間のアクセス数トップ3記事

2013年12月30日月曜日

namesake

"namesake"という表現(単語)があります。分かっていたような気でいたのですが、意外と分かっていなかったようで記事を読んでいてつまづきました。


It’s almost New Year’s Eve. Do you know where your hangover cure is?

A young New York pharmacist, Stanley George, is creating buzz with a namesake pharmacy on the Lower East Side that fills prescriptions and also offers a wellness bar with his trademarked “Drinks & Drugs” menu.
(Julie Earle-Levine. NYC pharmacy will cure your hangover. New York Post. December 28, 2013.)


上の引用で、"a namesake pharmacy"と出てくる部分ですが、何のことかお分かりでしょうか?

"namesake"を辞書で引くと、


同名の人(もの)


という定義が載っているかと思います。エントリは名詞ですが、上の用例では形容詞のように見えます。

実際ここでは、(記事に出てくるStanley Georgeという人と)同名の薬局、ということで、オーナーの名前が薬局の名前になっているものなのです。

他の用例を見て見ましょう。


The longer-term members of the Washington group credit the local spirit of community to Jean-Louis Palladin, the two-star French chef who came to Washington in 1979. Cooking at his namesake restaurant in the Watergate Hotel, he welcomed aspiring chefs to his kitchen.
(The Washington Post. 2005.)


The Elwha Trail follows its namesake river for 27 cushy miles to Elwha Basin, in the heart of Washington's Olympic National Park.
(Backpacker. 2001.)


これらの用例を見ると、固有名詞がまず出てきて、続く文脈において、


one's namesake [名詞]


となるのが"namesake"を使った表現のパターンであると考えることができます。(もちろんこの用法に限られるという訳ではありませんが・・。)

このパターンは上述したように、名詞というよりも形容詞的な用法と思うのですが、辞書に載っていないのが不思議です。


0 件のコメント:

コメントを投稿