ソチオリンピック真っ只中です。
アメリカからソチに滞在している米国オリンピック選手に向けて送られたヨーグルトが税関で足止めを食らった、というニュースです。
New York’s homeless masses are sour on Chobani yogurt.
The 5,000-plus cups of the Greek yogurt that were supposed to be sent to the Sochi Olympics but were denied by Russian customs will instead be donated to New York City food pantries — but they are a tough sell, workers said on Thursday.
"They look at it and go, 'Eww.' They never ate something like it before. [They] are used to the sweet yogurt," said Debbie Torres, a kitchen worker at Food Bank For New York City, which will receive loads of Chobani this week.
(Sochi yogurt going to NY’s needy... but they don't want it. New York Post. February 13, 2014.)
何とか税関通過しようと民主党議員らが努力したようですが、どうにもならず結局ニューヨークの貧困者向けに配られることになったのだそうです。
ところがあまりこのヨーグルトは人気がないらしく、消費が今一つ、というのがこの記事なのですがそれはさておき・・・。
さて、今日取り上げる単語は"pantry"なのですが、“パントリー”という言葉に馴染みはあるでしょうか?
ホテルなどの設備名称としてお聞きになったことがある方も多いでしょうが、一般家庭でもパントリーと言えば食料を置いておく部屋(場所)を指します。
ところで上記の引用では、
donated to New York City food pantries
となっており、食料保管庫という意味ではなさそうです。改めて辞書を引いたのですが、"pantry"には、
(貧窮者への)食物の施し所
(ランダムハウス英和辞書)
という意味があることが分かりました。American Heritage Dictionaryでは、"food pantry"というエントリに、
1. An organization or group that sorts and packages donated foodstuffs for distribution directly to people in need.
2. The building or location where such distribution takes place.
という同様の意味を確認することができ、単に"pantry"という場合と"food pantry"という場合では意味合いが違うようです。
"pantry"の語源を紐解いてみますと、ラテン語のpanis("bread"、つまりパンの意)に遡ります。現代となっては、パントリーにある食料はパンに限りませんけどね。
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