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2014年2月24日月曜日

スティーブ・ジョブズ氏が切手に ― none other than

アメリカの切手に故スティーブ・ジョブズ氏やビートルズの故ジョン・レノン氏らが登場するそうです。


Americans may soon be seeing Steve Jobs and other famous celebrity icons on none other than their 2015 postage stamps. Jobs, John Lennon of The Beatles, Harvey Milk, the late gay rights activist, and Snoopy, are reported to be scheduled to make their appearances on the American stamps next year, although a specific date for the stamps' release has yet to be announced. Jobs, the co-founder of Apple, who died in October of 2011, is the only tech person that the postal service is currently planning to feature on a stamp.
(Steve Jobs, Other Celebrity Icons to Be on 2015 Postage Stamps. Guardian Liberty Voice. February 23, 2014.)


今日取り上げたい表現は冒頭部分に使われている、"none other than"という表現です。

“・・・にほかならぬ”、“まさしく・・・で”という意味が辞書に載っています。文語ということになっていますが、決まりきった言い回しなのでしょう。

"none other than~"を字句通りに解釈しても、~以外の何者でもない、ということになりますから、その意味するところは“まさしく~(である)”、“ほかならぬ~”となる訳で、殊更ややこしい表現であるとも思えません。意味上は、"none other than"の部分を除いても全く意味は同じであると解釈できます。

そうなるとなぜ敢えて"none other than"を挿入するのかということになりますが、これは発話者の驚きを表現するものです。

(誰も予想していなかったけれど)あのスティーブ・ジョブズが“何と”切手になる!というくらいの意味合いです。

サプライズを表現する時の決まった言い回し(慣用句)として暗記しておくとよいかも知れません。


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