先日も"PC"の話題でしたが、今日も"PC"の話です(苦笑・・・)。
ちなみに今日の記事はカナダ発、です。
Canadian Prime Minister Justin Trudeau is facing a backlash for correcting a woman who used the term "mankind".
During a town hall event in Edmonton, Alberta, last week, Mr Trudeau interrupted the young woman and urged her to say "peoplekind" instead.
Critics accused the prime minister of "mansplaining", "virtue-signalling" and making up words.
But his spokesman said Mr Trudeau was "a proud feminist" whose policies reflect "commitments to equality".
(Canada PM Trudeau faces PC backlash over 'peoplekind' comment. BBC News. February 7, 2018.)
カナダの首相が"PC"で批判にさらされているという内容ですが、ことの次第はこうです。
タウンホールミーティングで首相に質問をした女性が、発言中"mankind"という単語を使ったそうなのですが、首相はそれをたしなめ、(より適切な)"peoplekind"という表現を使うべきだ、と発言したところ、SNSなどで批判が集中しました。
首相は特に性差別には敏感だということで、質問をした女性も首相の取り組みに対する賞賛を送ったということですが、"PC"にも程があるというところでしょうか。
特に、"peoplekind"なる単語は存在しておらず、"mankind"の"man-"を嫌って、新しい単語を作り出してまで・・・、という感じはします。
さて、"PC"の話題には事欠きませんが、今日取り上げたいのは、
mansplaining
という単語です。この単語をご存知でしょうか?
実はこの"mansplaining"も辞書には載っていないのですが、"man"と"explain(ining)"のかばん語です。
Merriam-Webster Dictionaryのサイトでこの単語の解説がされています。以下抜粋しますと、
Mansplaining is, at its core, a very specific thing. It's what occurs when a man talks condescendingly to someone (especially a woman) about something he has incomplete knowledge of, with the mistaken assumption that he knows more about it than the person he's talking to does.
とあり、つまり男性が女性に対して、相手を一段低く見るように話す、ということです。
よくいますよね、女性に対して、訳知り顔で説教口調で講釈を垂れる男の人・・・。
首相は女性の使った"mankind"をたしなめて、"peoplekind"と訂正しましたが、その態度が横柄だったのでしょう。
"man-"を嫌った結果、"mansplaining"と批判されるとは皮肉なものです。
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