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2018年2月1日木曜日

escapee

記事の引用からどうぞ。


The prison escapee who broke out of Queensland's Capricornia Correctional Centre on Sunday has finally been caught, five days later.

Jermaine Lee Anderson pulled off his second getaway in four days after slipping through police fingers Wednesday afternoon, but was found Thursday afternoon in South Mackay, Seven News reports.
(Dangerous prison escapee arrested less than a day after he evaded officers by giving them a fake name when they didn't recognise him. Daily Mail. February 1, 2018.)


難しい内容の記事ではありませんね。

"prison escapee"とありますから、脱獄者の話です。

取り上げたいのは、"escapee"という単語なのですが、この"escapee"に違和感はないでしょうか?

"escapee"は、動詞"escape"から来ているというのは明らかだと思いますが、何に違和感を感じるかというと、語尾の-eeに対してです。

多くの方は、語尾の-eeは受動の意味で使われると理解していると思います。つまり、動詞(多くの場合は他動詞)に-eeをつければ、その動作を受ける側の人を指す、というように理解しているはずです。

例えば、"examinee"は、"examine"(試す)に-eeがついて、「試される」人(受験者)、"employee"は"employ"(雇う)に-eeがついて、「雇われる人」(被雇用者)、です。

その他にも、


trainee
nominee


などがありますね。

ところが、"escapee"は"escape"(逃げる)に-eeがついて、「逃がされる(!?)」人、とはなりません。

「逃げる」人、脱走者、です。

ということで、改めて辞書を確認したのですが、語尾の-eeには、自動詞や名詞について、行為主を表す用法もあるということを改めて確認しました。

実はその例は我々がよく知っている単語でもあることを今さらながら知った次第です。

例えば、"attendee"がそうです。("attend"+ -ee)

そのほか、


absentee
devotee
refugee


など、探すと結構たくさんあります。

知ってしまえばそれまでですが、語尾の-eeは被動作主を意味すると考えていたのは勘違いでした。


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