トランプ大統領の2期目の言動について、TACOという、トランプ氏自身にとっては甚だ不名誉な言葉が流行し始めたのはちょうど昨年の今頃でした。諸外国に法外な関税をふっかけたかと思えば数日後に撤回する、そのやり方が揶揄されたものです。
メキシコ料理のタコスにかけたものですが、今度は、
NACHO
という、やはりメキシコ料理のナチョにかけた表現が流行っていると聞きました。NACHOは、
Not A Chance Hormuz Opens
の頭文字を取ったもので、ホルムズ海峡の封鎖解除はもはや見込みなし、という意味合いです。
You’ve heard of the TACO trade. Now there’s a new Wall Street acronym borrowed from the pages of a Tex-Mex menu.
Enter NACHO, or “Not A Chance Hormuz Opens.” The idea is that the all-important shipping route for global energy supplies will remain effectively shut until the economic costs of its closure—including higher oil prices and accelerating inflation—start piling up.
(The NACHO Trade Is Taking Shape on Wall Street. Wall Street Journal. May 11, 2026.)
軍事攻撃開始以降、イランはホルムズ海峡を封鎖して原油の輸送ルートを断つという対抗措置に出ました。これを受けて原油高が生じ、アメリカ国内のガソリン価格高騰や今後の供給不安につながっているのはご存じの通りです。
トランプ氏はホルムズ海峡の封鎖解除をイランに迫ってきましたが、状況は一進一退、状況は何も変わっていないというところです。
トランプ氏がイランとの交渉状況を説明する度、その発言を受けて市場が反応してきました。直近ではイランとの戦争終結の見込みが見えてきたとかで、日経平均株価も大幅な上昇を見せたところです。
しかしながら、停戦や海峡封鎖解除はしばらくは期待薄だとの見方も依然としてあり、市場はNACHOの雰囲気が優勢のようです。
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