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2026年5月25日月曜日

bandy

今日の1語は"bandy"という単語です。名詞のように見えますが、動詞です。

意味は、やり合うとか意見交換する、というような意味です。以下の引用では後者の意味合いで使われています。


With the deadlocked war in Iran about to enter its fourth month, loose comparisons with previous US quagmires in Iraq, Afghanistan and Vietnam are bandied about. When the conflict began, warnings of another “forever war” seemed exaggerated.
(Simon Tisdall. An ever-expanding catastrophe over Iran is not inevitable. Trump can and must be stopped. The Guardian. May 23, 2026.)


この"bandy"という動詞は元々、テニスでボールを打ち合うという意味があり、そこから議論ややり取りで意見を交換する、やり合う、言い合うというような意味に発展したようです。

スペルから想像がつくように、"band"という単語と語源的に関係があります。しかし、ご存知のように"band"という単語には、縛るものとしてのバンド、という意味の単語と、グループ、隊を意味する単語の2つがあり、辞書では別の単語という扱いです。

興味深いことに、"bandy"のエントリで語源欄をチェックすると、


American Heritage Dictionaryによれば、グループ、隊を意味する"band"に由来、

Merriam-Webster Dictionaryでは、束縛を意味する"band"に由来、

研究社新英和大辞典では、束縛を意味する"band"に由来、

ランダムハウス英和辞典では、グループ、隊を意味する"band"に由来、


というように、説明が分かれています。これはどういうことなんでしょうね?

結論から言うと、束縛の"band"も、グループの"band"もゲルマン語系であり同じ語源に辿り着くんですけどね。

ひとつ勉強になったのは、グループを意味する"band"は、縛るための縄や紐を指す"band"が識別のための帯(バンド)の意味になり、目的を同じくする仲間内で同じ帯("band")を身に付けることから生じたということです。

今日の1語に戻りますと、やり合う、応酬するという"bandy"の意味合いは、相対するグループ(即ち、band)のやり取りから生じたということで、語源的な説明としてはAmerican Heritage Dictionary、ランダムハウス英和辞典の説明が筋が通っているように思われます。


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