超大型のハリケーンSandyはアメリカ北東部に上陸し、New York Cityに大規模な停電をもたらし、一部では交通網も寸断されるなど、甚大な被害が発生しているようです。
自宅にテレビがないのでインターネットで情報を得ていますが、アメリカのメディア関係のTwitterのタイムラインはここ数日、この件に関するもので埋め尽くされています。
It takes a disaster to remind us how much we depend on our local and state governments. In the middle of a presidential campaign, Hurricane Sandy has put Barack Obama and Mitt Romney on the sidelines, reminding us how much we count on mayors and governors to protect us, to rescue us and to keep our streets, buses, subways, airports and commuter rails running.
After a season of debates about the deficit, taxes and health care, Americans have discovered that they cannot survive without government: to provide clean water, reliable transportation systems, and emergency services when floods, fires and power outages force them to abandon their homes. Hurricane Sandy even demonstrated that sometimes politicians should do more than what we want, especially when they are trying to save us from ourselves.
(Mitchell L. Moss. Sandy debunks 'nanny state'. CNN. October 31, 2012.)
上記に引用した記事はCNNのものですが、タイトルに注目しましょう。
Sandy debunks 'nanny state'
"debunk"という単語については、つい先日取り上げました。(覚えていますか?)
今日取り上げるのは、"nanny state"という表現ですが、これは一体どういう意味なのでしょう?
記事の冒頭を読んでいくと、今回のハリケーンによる甚大な被害を目の当たりにして初めて、政府の恩恵というものに気づかされる、というような話が展開されています。つまり一般市民は色々なことを言ったところでやはり政府や自治体に守られている、というような話です。
"nanny state"が辞書に載っているのかと思ってランダムハウス英和を引いてみると、
(軽蔑的)福祉国家(Welfare State)
という意味が載っていました。何故"nanny state"というのかについては、解説がついています。要は"nanny"とは“おばあちゃん”、“乳母”のことなのですが、そのおばあちゃんが子供に何かと世話をする、その役割を国家(state)になぞらえている表現なのです。
つまり、国民のために何かと世話を焼く政府のこと、軽蔑的に言えば、お節介、過保護な政府を"nanny state"というようです。
今回のハリケーン被害の件で言えば、ハリケーンの上陸に際して、備えを促したり、避難勧告をしたり、といったことがそれにあたるということなのでしょう。
"nanny"という名詞自体に、おばあちゃん、乳母という意味の他に、過保護の人、という意味があるようです。
"nanny state"という表現については、
nanny government
nanny agency
など、バリエーションがあるようです。
2012年10月31日水曜日
2012年10月30日火曜日
こんな意味もあったの? ― flag
昼休みにグーグルニュースを斜め読みしていたら、日本にも進出しているハンバーガーチェーンのBurger Kingが第三四半期の利益を83%も落としてしまったというヘッドラインが目に留まりました。(Burger King Q3 profits drop 83% ― South Florida Business Journal)
外食産業も大変だなあ、などと思いながら関連記事のヘッドラインに目を遣っていると今度は、
Burger King bounces back as McDonald's flags (Reuters)
という見出しが目につきました。
"bounce back"とは、“盛り返した”、あるいは“持ち直した”というような意味になるかと思いますが、利益を83%も落とした、というヘッドラインを見た直後だったので、その矛盾に???となってしまいました。
そして、次に気になったのが、
as McDonald's flags
とある部分の"flag"なのですが、さてこの"flag"の意味をご存知ですか?“旗、フラッグ”の"flag"と思いきや、それは間違いではありませんが、一応別単語なんですねぇ。今日辞書を引いてみるまで、知りませんでした。
Burger King bounces back as McDonald's flags
(Reuters) - Burger King Worldwide Inc (BKW.N) turned in stronger-than-expected U.S. and Canadian restaurant sales for the latest quarter - when rival McDonald's Corp (MCD.N) posted its worst quarterly restaurant sales growth in nine years.
(Burger King bounces back as McDonald's flags. Reuters. October 29, 2012.)
Burger Kingに対して、McDonald'sは言わば競合他社です。Burger Kingが盛り返してきたのに対して、McDonald'sが"flag"とは、対比させているというコンテクストを読めば何となく想像がつきますが、果たしてその意味は?
改めて英和辞書を引いて知ったのですが、"flag"という単語は“旗、フラッグ”という意味以外にも多くの意味があったのでした。しかも別単語であり、この記事における"flag"も、“旗、フラッグ”の"flag"とは別の単語です。その意味とは、
(活力・活動・興味などが)衰える、弱る、緩む
という意味です。上記の引用部分を読むともう明らかですが、競合のMcDocnald'sの売上げが過去最悪となったのに対して、Burger Kingが伸びている、ということでした。
さて、"flag"という単語の話に戻りますが、衰える、という意味での、"flag"の語源は、"flap"(旗などがぱたぱたとはためく、翻る、という意味)と"fag"(へとへとに疲れる、という意味)の混成によるものだということです。
さらに興味深いのですが、“旗、フラッグ”という意味の名詞としての"flag"は語源がはっきりしないらしく、American Heritage Dictionaryなどでは"Origin unknown."となっています。一説によると、"flag"は(旗が)はためくという意味の動詞でもあり(現在では廃語)、その意味自体は擬音語として生まれたとも言われています。
帰宅してから研究社の大英和を参照したのですが、"flag"の語源はクエスチョンマーク(?)だらけで、ちょっと読み解くのに難儀するエントリです。
ひとつ興味深いことは、今日取り上げた、“衰える”という意味での動詞の"flag"は、旗(フラッグ)が風に煽られてはためいている様子を言うのではなく、風が止んで垂れ下がっている様子を捉えている、ということです。
外食産業も大変だなあ、などと思いながら関連記事のヘッドラインに目を遣っていると今度は、
Burger King bounces back as McDonald's flags (Reuters)
という見出しが目につきました。
"bounce back"とは、“盛り返した”、あるいは“持ち直した”というような意味になるかと思いますが、利益を83%も落とした、というヘッドラインを見た直後だったので、その矛盾に???となってしまいました。
そして、次に気になったのが、
as McDonald's flags
とある部分の"flag"なのですが、さてこの"flag"の意味をご存知ですか?“旗、フラッグ”の"flag"と思いきや、それは間違いではありませんが、一応別単語なんですねぇ。今日辞書を引いてみるまで、知りませんでした。
Burger King bounces back as McDonald's flags
(Reuters) - Burger King Worldwide Inc (BKW.N) turned in stronger-than-expected U.S. and Canadian restaurant sales for the latest quarter - when rival McDonald's Corp (MCD.N) posted its worst quarterly restaurant sales growth in nine years.
(Burger King bounces back as McDonald's flags. Reuters. October 29, 2012.)
Burger Kingに対して、McDonald'sは言わば競合他社です。Burger Kingが盛り返してきたのに対して、McDonald'sが"flag"とは、対比させているというコンテクストを読めば何となく想像がつきますが、果たしてその意味は?
改めて英和辞書を引いて知ったのですが、"flag"という単語は“旗、フラッグ”という意味以外にも多くの意味があったのでした。しかも別単語であり、この記事における"flag"も、“旗、フラッグ”の"flag"とは別の単語です。その意味とは、
(活力・活動・興味などが)衰える、弱る、緩む
という意味です。上記の引用部分を読むともう明らかですが、競合のMcDocnald'sの売上げが過去最悪となったのに対して、Burger Kingが伸びている、ということでした。
さて、"flag"という単語の話に戻りますが、衰える、という意味での、"flag"の語源は、"flap"(旗などがぱたぱたとはためく、翻る、という意味)と"fag"(へとへとに疲れる、という意味)の混成によるものだということです。
さらに興味深いのですが、“旗、フラッグ”という意味の名詞としての"flag"は語源がはっきりしないらしく、American Heritage Dictionaryなどでは"Origin unknown."となっています。一説によると、"flag"は(旗が)はためくという意味の動詞でもあり(現在では廃語)、その意味自体は擬音語として生まれたとも言われています。
帰宅してから研究社の大英和を参照したのですが、"flag"の語源はクエスチョンマーク(?)だらけで、ちょっと読み解くのに難儀するエントリです。
ひとつ興味深いことは、今日取り上げた、“衰える”という意味での動詞の"flag"は、旗(フラッグ)が風に煽られてはためいている様子を言うのではなく、風が止んで垂れ下がっている様子を捉えている、ということです。
2012年10月29日月曜日
つまみ食いに用心! ― sample
ハロウィーンの季節です。先週末でしたが、小学校に通う愚息が友達の家で行われる”ハロウィーンパーティ”に招待され(何と招待状付き!)、キャンディーやらチョコレート、その他駄菓子の入った袋を貰って帰ってきました。私が子供の時分にはハロウィーンなんて聞いたこともありませんでしたし、ましてパーティに招かれるなどありませんでしたが、ライフスタイルや文化がどんどん欧米化してきたということでしょうか?
欧米化と言っても、ことハロウィーンに関しては文化などという高尚なものではなく、日本においてはほとんど商業イベントでしかないと思っていますが、アメリカのメディアなどに見るハロウィーンも”trick-or-treat”に代表される、スイーツの販売合戦ではないでしょうか?
These days Halloween candy crowds the aisles of store shelves within minutes of the final back-to-school sale. And while it might seem like a good idea to stock up during the early-bird sales, too often "the candy is gone by the time it's actually Halloween, so you have to go for a second batch," says Melinda Johnson, a dietitian and director of the didactic program in dietetics at Arizona State University in Tempe.
Not only do you end up spending more, there's a good chance you end up sampling more. (By the same token, don't stray into the after-holiday clearance sales.)
(Dana Sullivan Kilroy. Taking the fright out of Halloween candy. Los Angeles Times. October 27, 2012.)
今日は、"sample"(sampling)という単語を取り上げました。この記事では何を意味しているでしょうか?
そうです、ここでは、”つまみ食い”という表現がぴったりではないでしょうか?(つまみ食い、という表現について、以前取り上げた、"sneak bites of~"もご覧ください。)
ハロウィーンが近づくにつれて、スーパーの棚にはキャンディーやチョコレートの類が所狭しと並べられるのは最近ではアメリカも日本も同じようです。
売る側も賢いもので、早く購入すると割安だったり、沢山買うとお得だったり、色々ですが、買ってしまったら食べずにはいられない、つまり肝心の”その日”が来る前につまみ食いしてしまって、また買うはめになる、ということなのです。
ここのところハロウィーン関係の記事をよく目にしますが、上記のような記事の他、ハロウィーン関係の記事と言えば、子供が甘いものばかりを食べないように如何にコントロールするか、とか、ハロウィーンのお菓子で如何に太らないようにするか、など、およそハロウィーンという行事からはかけ離れた話題ばかりです。
振り返ってみますと、2年前に当ブログではハロウィーン特集を組んでいます。
欧米化と言っても、ことハロウィーンに関しては文化などという高尚なものではなく、日本においてはほとんど商業イベントでしかないと思っていますが、アメリカのメディアなどに見るハロウィーンも”trick-or-treat”に代表される、スイーツの販売合戦ではないでしょうか?
These days Halloween candy crowds the aisles of store shelves within minutes of the final back-to-school sale. And while it might seem like a good idea to stock up during the early-bird sales, too often "the candy is gone by the time it's actually Halloween, so you have to go for a second batch," says Melinda Johnson, a dietitian and director of the didactic program in dietetics at Arizona State University in Tempe.
Not only do you end up spending more, there's a good chance you end up sampling more. (By the same token, don't stray into the after-holiday clearance sales.)
(Dana Sullivan Kilroy. Taking the fright out of Halloween candy. Los Angeles Times. October 27, 2012.)
今日は、"sample"(sampling)という単語を取り上げました。この記事では何を意味しているでしょうか?
そうです、ここでは、”つまみ食い”という表現がぴったりではないでしょうか?(つまみ食い、という表現について、以前取り上げた、"sneak bites of~"もご覧ください。)
ハロウィーンが近づくにつれて、スーパーの棚にはキャンディーやチョコレートの類が所狭しと並べられるのは最近ではアメリカも日本も同じようです。
売る側も賢いもので、早く購入すると割安だったり、沢山買うとお得だったり、色々ですが、買ってしまったら食べずにはいられない、つまり肝心の”その日”が来る前につまみ食いしてしまって、また買うはめになる、ということなのです。
ここのところハロウィーン関係の記事をよく目にしますが、上記のような記事の他、ハロウィーン関係の記事と言えば、子供が甘いものばかりを食べないように如何にコントロールするか、とか、ハロウィーンのお菓子で如何に太らないようにするか、など、およそハロウィーンという行事からはかけ離れた話題ばかりです。
振り返ってみますと、2年前に当ブログではハロウィーン特集を組んでいます。
2012年10月26日金曜日
背筋が寒くなるようなニュース ― obliterate
読んでいて背筋が寒くなるようなニュースです。北朝鮮から、と言えばあまり補足説明も必要ないかも知れませんが・・・。
A high-ranking army official in North Korea was reportedly executed by a firing squad earlier this year for drinking alcohol during the 100-day mourning period following the death of North Korean leader Kim Jong-il, according to South Korean media.
Kim Chol, who served as vice minister of the army, was said to have been accused of drinking liquor during the mourning period for Kim Jong-il and put before a firing squad in January, Australian media wrote.
The Telegraph UK, however, cited an unnamed South Korean media source as saying that Kim Chol was "forced to stand on a spot that had been zeroed in for a mortar round and 'obliterated.'" North Korea's new leader Kim Jong-un allegedly ordered to leave "no trace of him behind, down to his hair."
(Andres Jauregui. Kim Chol, North Korea Official, Allegedly Executed For Drinking During Kim Jong-il Mourning Period. The Huffington Post. October 24, 2012.)
北朝鮮の金正日総書記が死去したのは昨年の12月、ちょうどクリスマスの前くらいでしたが、いわゆる”喪中”(mourning period)に酒を飲んだというかど(廉)で、軍の高官が処刑されたと韓国のメディアが報じたということです。
射殺だったようですが、故金正日総書記の後継である金正恩による処刑指令は、
"no trace of him behind, down to his hair"
であったということですから、背筋が寒くなるようなおぞましさです。
さて、今日の単語は"obliterate"です。
処刑された高官は銃殺刑により、抹殺されました。"obliterate"に“抹殺”の意味はあるのでしょうか?
単語の成り立ちをご存知の方には釈迦に説法のようになってしまいますが、"obliterate"は、覆う(前置詞のover)という意味の接頭辞ob-、とletter(文字)から成っており、書かれている文字を判読不可能にする、消す、ことを意味しています。
が、American Heritage Dictionaryの定義を参照しますと、1番最初の定義に、
To remove or destroy completely so as to leave no trace
とあり、"so as to leave no trace"というところが、上記に引用した処刑指令の表現とほぼ一致し、まさしく“抹殺”の意味があるようにとれます。
A high-ranking army official in North Korea was reportedly executed by a firing squad earlier this year for drinking alcohol during the 100-day mourning period following the death of North Korean leader Kim Jong-il, according to South Korean media.
Kim Chol, who served as vice minister of the army, was said to have been accused of drinking liquor during the mourning period for Kim Jong-il and put before a firing squad in January, Australian media wrote.
The Telegraph UK, however, cited an unnamed South Korean media source as saying that Kim Chol was "forced to stand on a spot that had been zeroed in for a mortar round and 'obliterated.'" North Korea's new leader Kim Jong-un allegedly ordered to leave "no trace of him behind, down to his hair."
(Andres Jauregui. Kim Chol, North Korea Official, Allegedly Executed For Drinking During Kim Jong-il Mourning Period. The Huffington Post. October 24, 2012.)
北朝鮮の金正日総書記が死去したのは昨年の12月、ちょうどクリスマスの前くらいでしたが、いわゆる”喪中”(mourning period)に酒を飲んだというかど(廉)で、軍の高官が処刑されたと韓国のメディアが報じたということです。
射殺だったようですが、故金正日総書記の後継である金正恩による処刑指令は、
"no trace of him behind, down to his hair"
であったということですから、背筋が寒くなるようなおぞましさです。
さて、今日の単語は"obliterate"です。
処刑された高官は銃殺刑により、抹殺されました。"obliterate"に“抹殺”の意味はあるのでしょうか?
単語の成り立ちをご存知の方には釈迦に説法のようになってしまいますが、"obliterate"は、覆う(前置詞のover)という意味の接頭辞ob-、とletter(文字)から成っており、書かれている文字を判読不可能にする、消す、ことを意味しています。
が、American Heritage Dictionaryの定義を参照しますと、1番最初の定義に、
To remove or destroy completely so as to leave no trace
とあり、"so as to leave no trace"というところが、上記に引用した処刑指令の表現とほぼ一致し、まさしく“抹殺”の意味があるようにとれます。
2012年10月25日木曜日
金魚鉢の生活!? ― fishbowl
満員の通勤電車でNew York Postのツイートから面白そうな記事にアクセスするのが最近の日課みたいになっているのですが、不慮の死で今年2月にこの世を去ったホイットニー・ヒューストンさんに関する記事に偶々アクセスしました。
ホイットニー・ヒューストンさんの遺族が出演するReality Show(いわゆるドキュメンタリー番組のことです)に関する記事です。
Halfway through tonight’s premiere of “The Houstons: On Our Own,” a reality show about life after Whitney, Pat, the singer’s former sister-in-law and the series’ executive producer, cries about the hardship of making decisions in a fishbowl.
(Linda Stasi. ‘Houstons,’ we have a problem - Whitney's family opens doors while they grieve. The New York Post. October 23, 2012.)
記事のタイトルから内容の想像がつくと思いますが、(有名人の遺族ということで)プライバシーが無いと嘆きながら、(ドキュメンタリーに出演するなど)自らプライバシーを曝け出している(ドアを開いている)、という皮肉の記事です。
”プライバシーが無い”と書きましたが、そのような境遇のことを英語で、
(live) in a fishbowl
と表現します。American Heritage Dictionaryでは、インフォーマルな用法として、
A place that is lacking in privacy.
と定義されています。
用例をもう1つ引用します。
Does Halle Berry have it made? In many ways, the co-star of the upcoming movie “Cloud Atlas” clearly does, but the Academy Award-winning movie star said living her life in a “fishbowl” of constant attention sometimes was “hard to bear.”
(Halle Berry on Challenges of Life in a ‘Fishbowl.’ ABC News. October 22, 2012.)
"fishbowl"とは金魚鉢のことなのですが、透明のガラス製のポットを想起してもらえばその比喩が分かりやすいのではないでしょうか?
愚息が今年の夏祭りの金魚すくいでとってきた金魚はその半分くらいが死んでしまいましたが、拙宅の内玄関においた金魚鉢(こちらは陶製の鉢で、透明ガラスではありませんが)で現在も4~5匹が元気に泳いでいます。当初は愚息と兄妹、そして私たちがひっきりなしに様子を見に金魚鉢を囲むので、金魚のプライバシー(!?)はありません。最近では朝に餌をやる愚息くらいしか邪魔しないようですが・・・。
ホイットニー・ヒューストンさんの遺族が出演するReality Show(いわゆるドキュメンタリー番組のことです)に関する記事です。
Halfway through tonight’s premiere of “The Houstons: On Our Own,” a reality show about life after Whitney, Pat, the singer’s former sister-in-law and the series’ executive producer, cries about the hardship of making decisions in a fishbowl.
(Linda Stasi. ‘Houstons,’ we have a problem - Whitney's family opens doors while they grieve. The New York Post. October 23, 2012.)
記事のタイトルから内容の想像がつくと思いますが、(有名人の遺族ということで)プライバシーが無いと嘆きながら、(ドキュメンタリーに出演するなど)自らプライバシーを曝け出している(ドアを開いている)、という皮肉の記事です。
”プライバシーが無い”と書きましたが、そのような境遇のことを英語で、
(live) in a fishbowl
と表現します。American Heritage Dictionaryでは、インフォーマルな用法として、
A place that is lacking in privacy.
と定義されています。
用例をもう1つ引用します。
Does Halle Berry have it made? In many ways, the co-star of the upcoming movie “Cloud Atlas” clearly does, but the Academy Award-winning movie star said living her life in a “fishbowl” of constant attention sometimes was “hard to bear.”
(Halle Berry on Challenges of Life in a ‘Fishbowl.’ ABC News. October 22, 2012.)
"fishbowl"とは金魚鉢のことなのですが、透明のガラス製のポットを想起してもらえばその比喩が分かりやすいのではないでしょうか?
愚息が今年の夏祭りの金魚すくいでとってきた金魚はその半分くらいが死んでしまいましたが、拙宅の内玄関においた金魚鉢(こちらは陶製の鉢で、透明ガラスではありませんが)で現在も4~5匹が元気に泳いでいます。当初は愚息と兄妹、そして私たちがひっきりなしに様子を見に金魚鉢を囲むので、金魚のプライバシー(!?)はありません。最近では朝に餌をやる愚息くらいしか邪魔しないようですが・・・。
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