満員の通勤電車でNew York Postのツイートから面白そうな記事にアクセスするのが最近の日課みたいになっているのですが、不慮の死で今年2月にこの世を去ったホイットニー・ヒューストンさんに関する記事に偶々アクセスしました。
ホイットニー・ヒューストンさんの遺族が出演するReality Show(いわゆるドキュメンタリー番組のことです)に関する記事です。
Halfway through tonight’s premiere of “The Houstons: On Our Own,” a reality show about life after Whitney, Pat, the singer’s former sister-in-law and the series’ executive producer, cries about the hardship of making decisions in a fishbowl.
(Linda Stasi. ‘Houstons,’ we have a problem - Whitney's family opens doors while they grieve. The New York Post. October 23, 2012.)
記事のタイトルから内容の想像がつくと思いますが、(有名人の遺族ということで)プライバシーが無いと嘆きながら、(ドキュメンタリーに出演するなど)自らプライバシーを曝け出している(ドアを開いている)、という皮肉の記事です。
”プライバシーが無い”と書きましたが、そのような境遇のことを英語で、
(live) in a fishbowl
と表現します。American Heritage Dictionaryでは、インフォーマルな用法として、
A place that is lacking in privacy.
と定義されています。
用例をもう1つ引用します。
Does Halle Berry have it made? In many ways, the co-star of the upcoming movie “Cloud Atlas” clearly does, but the Academy Award-winning movie star said living her life in a “fishbowl” of constant attention sometimes was “hard to bear.”
(Halle Berry on Challenges of Life in a ‘Fishbowl.’ ABC News. October 22, 2012.)
"fishbowl"とは金魚鉢のことなのですが、透明のガラス製のポットを想起してもらえばその比喩が分かりやすいのではないでしょうか?
愚息が今年の夏祭りの金魚すくいでとってきた金魚はその半分くらいが死んでしまいましたが、拙宅の内玄関においた金魚鉢(こちらは陶製の鉢で、透明ガラスではありませんが)で現在も4~5匹が元気に泳いでいます。当初は愚息と兄妹、そして私たちがひっきりなしに様子を見に金魚鉢を囲むので、金魚のプライバシー(!?)はありません。最近では朝に餌をやる愚息くらいしか邪魔しないようですが・・・。
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