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2011年10月19日水曜日

チャイルドシート?ジュニアシート? ― booster seat

Google Newsのヘッドラインを斜め読みしていましたら、またまた変てこなニュース(weird news)を目にしました。


Police: Man had daughter, 9, drive to store

DETROIT -- The preliminary exam for the father of a 9-year-old girl caught driving a van with her apparently intoxicated father in the passenger seat was adjourned in 33rd District Court on Tuesday.

Shawn Weimer, 39, of Brownstown Township, Mich., faces charges of felony child abuse and being a habitual offender. Police said his daughter drove the van while sitting on a booster seat and was pulled over just before 3 a.m. on Oct. 8.
(Elisha Anderson. Police: Man had daughter, 9, drive to store. USA Today. October 18, 2011.)


酒に酔った父親が9歳の娘に自分の車を運転させたということなのですが、警察に捕まったのがこれまた午前3時!という良い子が寝る時間はとっくに過ぎている時間帯で、甚だ常識外れの誹りを免れない事件でしょう。記事によりますと、本当は人のいい父親だという友人らの擁護も寄せられているということですが、バーやガソリンスタンドでは自慢の娘を”お抱え運転手”(a designated driver)だと自慢するなど、確信犯だったようです。

さて、"booster seat"という表現に着目してみました。カタカナでも”ブースターシート”として日本語になっているのか知らなかったのですが、果たしてチャイルドシートのことだろうかと思って調べてみたのです。

ネットの画像検索では、チャイルドシートのようなものもあれば、レストランにあるような幼児用のハイチェアーのようなもの、首の据わらない赤ちゃん用の、体全体をすっぽりと包むような仕様のものまで、様々なものが表示されます。私は理髪店で見るような、長方形で厚みのあるシンプルなクッションを想定していました。

果たして"booster seat"にあてはまる仕様がどういうものなのか確信がありませんが、ランダムハウス英和辞書では、


卓の高さに合わせたり,散髪用に高さを調節するため,普通の椅子の上に重ねて使用する子供用の補助椅子


とありますので、乳幼児ではなくある程度年齢の行った、小学校低学年くらいまでの子供に使う補助椅子のことであろうと思われます。

ちなみに国土交通省によるチャイルドシートの基礎知識では、この類の補助椅子はチャイルドシートの1種であり、学童用として、ジュニアシートとも呼ばれるようです。

”チャイルドシート”は和製英語ではないようですが、”ジュニアシート”は恐らく英語で"booster seat"と表現するのが適切なのだろうと勝手に解釈しています。

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