”ウォールストリートを占拠せよ!”のデモはとどまるところを知らず拡大を続けています。世界各国に飛び火し、日本でも先週末は日比谷公園に人が集結したとか。
ニューヨークのLower Manhattanにある然程大きくもないと思われる公園に集まった、格差の是正を訴えかける人々が何週間にも渡って活動を続けていられるのは共感を覚える人たちからの支援があるからだそうです。
ピーナッツバターからタンポン(!)に至るまで、ありとあらゆる”支援物資”が本拠地となっているZuccotti Parkへ送られ、配送を担当するUPSの支店も悲鳴を上げているそうです。
The Wall Street protesters have amassed a $230,000 war chest and a warehouse full of supplies for their long-haul campaign.
And the money continues to pour in -- through online donations, money orders and about $1,000 a day dropped in a plastic jug and paint buckets in Zuccotti Park.
Occupy Wall Street has also been flooded with goods -- everything from peanut butter to tampons -- at a rate of about 100-400 new packages a day that has overwhelmed the local UPS branch.
Most of the supplies are being stashed in a United Federation of Teachers storage facility near the park.
(Occupy Wall Street protesters have amassed $230,000 and supplies. New York Post. October 16, 2011.)
送られているのは”支援物資”のみならず、現金も。今日取り上げる表現、"war chest"は軍資金、(選挙などでの)運動資金という意味です。
"chest"という単語は、胸、あるいは肺を指す解剖学上の名詞であったり、また大切なものをしまっておく収納箱を指す名詞だったり、意味が色々です。日本語でもチェストといったりしますが、いわゆる”箪笥”のことを指したりもします。貴重品をしまっておく収納という意味から発展したのでしょうか、収納対象がお金、現金ということでは、資金や基金といった抽象的な意味でも用いられます。
デモ隊の運動資金には違いありませんが、"war"という表現からはやはり”軍資金”がぴったりかも知れません。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿