ヒラリー・クリントン氏がツイッターデビューしたというニュースが話題になっています。フォロワー数は一時点では1分間に1000人のスピードで増え、合計で20万人以上にもなったとか。私がこれを書き始めている現時点では、324,529人になっています。
Her Twitter followers signed up fast, almost 1,000 of them a minute, to see what she had to say. And Hillary Rodham Clinton, debuting on the social-media site Monday with a biography identifying her as a “hair icon, pantsuit aficionado, glass ceiling cracker,” kept them guessing.
The end of her bio read: “TBD . . . ”
To be determined.
Perhaps no figure in American political life has surfaced on Twitter quite the way Clinton did. But none shares her position in the public arena right now as a potential president-in-waiting. Everything the former secretary of state does now is met with anticipation and parsed for clues that might answer the question: Will she or won’t she run?
(Philip Rucker. Hillary Clinton’s arrival on Twitter leaves followers wondering what’s next. The Washington Post. June 11, 2013.)
さて、メディアはクリントン氏のTwitterアカウントの自己紹介を取り上げています。
"hair icon"(ヘアスタイルの崇拝対象)、"pantsuit aficionado"(パンツスーツ好き)、"glass ceiling cracker"(女性の社会進出の壁を破った)、などこれまで氏に対する評判として自他共に認めるプロフィールが列挙されているのですが、最後が、TBDとなっているのが意味深だ、という訳です。
メディアは、次期大統領選の候補とも目されるヒラリー氏によるこの"TBD"という表現の仕方を、氏自身が大統領選を意識しているものと捉えているようです。
"TBD"という表現はビジネスの現場でよく聞く専門用語(jargon)ではないかと思います。"to be determined"を略したものですが、未定、そのうちに決定、後ほど決定、というような意味です。
"TBD"という表現は(どうでもいいビジネスのプレゼンテーションスライドなどで)良く目にするのですが、ネイティヴスピーカーがこのような形で実際に使っているのを見たのは初めてです。
TBDは、"to be decided"の略だという人もいます。"to be decided"という表現も存在するので間違いではないでしょう。ちなみに、TBA(to be announced; to be ascribed)、TBC(to be confirmed)といった類似の表現も存在します。意味はどれも似たようなものですが、TBA(to be announced)については、物事自体は決定済みであるが正式発表がまだである状態、TBC(to be confirmed)については、物事自体は決定済みであるが(事実か否かの)確認がまだである状態、というように、TBD(to be determined; to be decided)のように物事自体がまだ決定していない状況とは区別されるという見方もあるようです。
どうでもいいような、よくないような、Business jargonの話題でした。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿