オバマ政権下の国家安全保障局(NSA)がドイツのメルケル首相の携帯電話を盗聴していたというニュースが国際関連ではこのところ持ちきりです。
The chief of the US spy agency NSA has not discussed the alleged bugging of German chancellor's phone with President Barack Obama, officials say.
Gen Keith Alexander never discussed alleged operations involving Chancellor Angela Merkel, an NSA spokeswoman said.
German media say the US has been tapping the chancellor's phone since 2002, and Mr Obama was told in 2010.
The row has led to the worst diplomatic crisis between the two countries in living memory.
A report in German tabloid Bild am Sonntag claimed that Gen Alexander had told the president about the bugging himself.
(Obama 'not told of Merkel phone bugging.' BBC News. October 27, 2013.)
最新の報道では、10年以上も前の2002年から盗聴が行われてきたそうですが、そのことをオバマ大統領が認識していたか否かに注目が集まっています。ドイツ紙によるとNSAの長官がオバマ大統領に2010年には報告し、大統領は盗聴を認識していたということですが、大統領サイドは否定している模様です。
さて、“盗聴”を表現するのに、
eavesdrop
や
wiretap(あるいは単にtap)
などの表現がありますが、今日は"bugging"という見慣れない表現を目にしましたので取り上げます。
"bugging"の"bug"とは虫のことですが、いろいろな意味の中の1つに確かに“盗聴する”という動詞の意味があります。
また、名詞の"bug"に盗聴器(a concealed listening device)の意味があります。
これは、Oxford Dictionary of Euphemismsによると、
From the size, colour, and shape of the device.
とあることから、盗聴器が虫のような色と形状であることから生まれた意味であることを示しています。
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