日本語で“一か八か”、あるいは“のるかそるか”という表現がありますが、英語では、"make-or-break"という表現がそれにあたります。
Sanofi faces make-or-break verdict on big dengue vaccine bet
Sanofi expects final clinical results for its vaccine against dengue by late September, the French drugmaker’s project leader has told Reuters, and has already gambled on starting production despite some disappointing early trials data.
Sanofi has invested more than one billion euros in the project and is hoping to become the first drugmaker to sell such a shot next year after two decades of research on the world’s fastest growing tropical disease, for which there is no preventive treatment.
(Reuters. March 25, 2014.)
Sanofiというのは製薬会社で、開発中のデング熱ワクチンに既に十億ユーロ以上を投資しているそうですが、これまでの臨床試験成績が芳しくないらしく、果たして承認・発売にこぎつけることができるのか、投資家の注目だそうです。
にもかかわらず、既に生産体制を整え始めているそうですが、全く無駄になるかもしれず、あるいは売り上げを飛躍的に伸ばすかもしれず、それは今秋までに得られる臨床試験結果次第であるということで、"make-or-break"という表現が使われています。
一か八かの賭け、のるかそるかの大勝負、などと言いますが、引用した記事でも、"bet"、"gamble"などの単語が目につきます。
医薬品開発は非常にリスクが高いと言われますがSanofi社に関する記事は象徴的な一件ではないかと思われます。
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