スマホのナンバーワンブランドを誇るアップル社ですが、主力製品であるアイフォーンの売り上げが初めて減少に転じたと報道されています。
Apple Inc on Tuesday posted its first-ever decline in iPhone sales and its first revenue drop in 13 years as the company credited with inventing the smartphone struggles with an increasingly saturated market.
The company's sales dropped by more than a quarter in China, its most important market after the United States, and it also forecast another disappointing quarter for global revenues.
(Apple's nine-year iPhone juggernaut stops with first sales decline. Reuters. April 27, 2016.)
アイフォーンの今年第2四半期の販売台数は約5120万台だったそうですが、前年同期が約6120万台だったそうです。スマホ市場、いやアイフォーンそのものが「飽和状態」なのかもしれません。
企業の屋台骨を支えるような商品やサービス、また売り上げが突出している製品のことを、ブロックバスター(blockbuster)と呼んだりしますが、引用した記事では面白い表現が使われています。
Juggernaut
というのがそうです。
巨大な存在、何もかもを破壊しつくしてしまうような存在のことを言うのですが、元はインドの神話に出てくるビシュヌ神を指す称号("lord of the world"、つまり「世界の支配者」)、またはその神像のことでした。
ビシュヌ神の神像を載せた巨大な山車がインドの街中を練り歩くのですが、信仰心の篤い人々はその山車の前に身を投げ出し轢かれることを望んだということです。
このような逸話が広まると、"juggernaut"は前を遮る人々を轢いて行くような圧倒的なパワーを持った存在を象徴するような存在という意味で使われるようになりました。
2016年4月27日水曜日
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