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2016年9月14日水曜日

アップルウォッチの再起なるか? ー take a licking

アイフォーンの新製品、iPhone 7の発表で話題になっています。それに比べる少し影が薄い感もありますが、アップル社はウェアラブル端末のiWatchも刷新しました。

鳴り物入りだったにも関わらず、iWatchは販売が低迷しているとも言われますが、新しい製品で巻き返しとなるのでしょうか。


Apple Watch keeps tickin' as long as fitness freaks take a lickin'

Apple has refocused its smartwatch on the fitness market, a move analysts believe was prompted by the company's recognition that the broader definition it has used was simply not making the grade.

"They're responding to what's working, what's resonating with customers," said Jan Dawson, chief analyst at Jackdaw Research.

Dawson and others wer reacting to the shift in Apple's portrayal of the upgraded Watch, dubbed "Series 2," during last week's launch event that also included the iPhone 7. Virtually all of the statge time about the new Watch, and many of the new features the Series 2 model sports, related in some way to fitness, from its water resistance, which an executive touted as "swim-proof," and GPS tracking to a new Nike-branded model.
(Gregg Keizer. Computerworld. September 12, 2016.)


今回のiWatchでは、アップルは製品戦略を変更した模様です。訴求ポイントが微妙に変化した、というべきでしょうか。

これまでは、あくまでiPhoneとのペアリングするデバイスとの位置づけで、フィットネスシーンでの使用については二の次といった感じでしたが、今回はフィットネス利用を前面に押し出しているそうです。水泳時にも着用可能な防水性能、そしてGPS、スポーツブランドであるナイキとのコラボレーションなど、いずれもスポーツ愛好家をターゲットとしたものと言えるでしょう。

さて、記事のタイトルに着目したいのですが、


~ keeps tickin' ~ take a lickin'


とあるのは、語呂合わせですね。

"take a licking"とは負ける、という意味の成句だそうですが、これで記事のタイトルを解釈すると、「フィットネス愛好者が負け続ける限り、アップルウォッチは時を刻み続ける」、ということになります。

これは恐らく、フィットネス愛好者の需要がある限り、アップルのiWatchも(時を刻み続けて)生きながらえる、というような意味だろうと思われます。

興味深いのですが、


take a licking and keep on ticking


というのは、スポーツウォッチのアイアンマンシリーズでも有名なタイメックス(Timex)の宣伝文句なのだそうです。

つまりちょっとやそっとのダメージ(敗北)でも動き続ける時計、ということなんだそうですが、記事のライターはTimexのこの宣伝文句を知っていたのでしょう。どれくらい人口に膾炙しているのか知りませんが、ライターのセンスが光るタイトルだと思いました。


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