少し前にファミコンの復刻版が任天堂から発売されるというニュースを聞いて懐かしく思いました。(ファミコンを知っている世代は若くても30代半ばから後半の人たちでしょうか。)
アメリカではNES(Nintendo Entertainment System)と呼ばれるようですが、やはり復刻されるそうです。
This week, revamped versions of two classic video game consoles – the Nintendo Entertainment System and the Sega Genesis – went back on the market.
These consoles may boast some upgraded tech, but both feature the same 8-bit and 16-bit games that made them famous.
(中略)
In the past decade, there has been a market resurgence for long-dead technologies. Suddenly, consumers are buying up record players, cassette tapes, and old video game consoles like it's 1985. But are we living in a new age of nostalgia, induced by the changing world around us? Or have we always been living – at least a little bit – in the past?
(Joseph Dussault. Why classic video games are getting a second wind. Christian Science Monitor. November 8, 2016.)
さて、記事のタイトルに
Why classic video games are getting a second wind
とあるのですが、この"second wind"に注目したいと思います。
中距離や長距離のランニングやマラソン、水泳をやったことのある人はこの「セカンドウィンド」という表現には馴染みがあるかと思いますが、そうでない人はわからないかもしれません。
直訳すれば「第2の風」となります。この「風」は走っているときの追い風のようなもので、走り続けている状況で、追い風に加えて体が軽くなる感覚と言われています。
ランダムハウス英和辞書にもちゃんと定義が載っていて、
(運動をしている最中やそのあとなどで激しい動悸が治まって)平静な呼吸を回復すること
とあります。「呼吸の整復」などとも言われます。
記事のコンテクストでは、一度市場から姿を消した古いテクノロジーが復活して市場を賑わせていることを喩えて"getting a second wind"と言っています。
この"second wind"は誰が言い始めたものなのかよく分からないのですが、Merriam-Websterによると初出は1824年、ランダムハウス英和辞書も1900年としており、結構古くから使われてきた表現のようです。
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