昨日の働き方改革の話題と通ずるものがあるように思いますが、我々人間は老いも若きも、男も女も、与えられている時間は等しく1日24時間、です。
時間の流れ、そのスピードというものはその人の年齢や置かれている環境により異なるでしょうが、個人的なことを申し上げれば、かつてないほど時間に追われている、という感覚を持っています。(これまでがのんびりし過ぎていたのかもしれません!?)
時間がいくらあっても足りないというような感覚に陥ることを、
time famine
というそうです。
Ashley Whillans' summer started with what she calls "time famine."
Time famine, a term that first emerged in the scientific literature around 1999, refers to the universal feeling of having too much to do but not enough time to deal with those demands.
(Jacqueline Howard. How to fight 'time famine' and boost your happiness. CNN. July 24, 2017.)
それで、時間というものは買えるのか?という疑問に至る訳ですが、これは人の価値観の問題であり、時間をかけたくないと思うことに対してはお金を払って他人にやってもらうことで、それにかかる時間を自分自身にとってより価値があると思うことに費やす、ということで可能である、ということが一般的に言われていることです。
確かに、家事を代行してもらったり、食材の宅配サービスの利用や、ベビーシッターなどは代表的なものと言えるかもしれません。
記事ではこういったやりくりのことを、
time-saving purchase
と表現していて、これによりストレスが軽減され、生活の満足度や精神的な安定が保たれるとしています。
"We find that spending money on time-saving purchases promotes daily happiness and reduces negative mood, because it protects us from the time stress that we feel in our daily lives," Whillans said. "So, I definitely have used in the last few weeks time-saving services," such as grocery delivery or house cleaning services, car services like Uber or Lyft, or paying a teen in the neighborhood to mow the lawn.
Spending discretionary dollars on time-saving purchases may protect you from the detrimental effects that a time famine can have on your happiness, suggests a new study of which Whillans served as lead author.
(ibid.)
「時間を買う」という概念はあまり定着していないと思われますが、これからの時代において、個々人の"time famine"とそれに対処するための"time-saving purchase"はキーワードになるのかも知れません。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
参考になりました
返信削除