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2024年9月30日月曜日

up to scratch

今日取り上げる表現は、


up to scratch


というものです。

まずは用例をどうぞ。


After complaining that Gen Z grads are difficult to work with for the best part of two years, bosses are no longer all talk, no action—now they’re rapidly firing young workers who aren’t up to scratch just months after hiring them.
(Byorianna Rosa Royle. Bosses are firing Gen Z grads just months after hiring them—here’s what they say needs to change. Fortune. September 26, 2024.)


ここで使われている"up to scratch"とは、一定の水準に達している、という意味なのですが、主に否定のコンテクストで用いられることが多く、つまり"not up to scratch"で水準に達していない、期待に沿わないという意味合いで用いられます。

記事では、一定の水準に達していないZ世代の社員を解雇する動きが拡がっていると言っています。

"up to scratch"の"scratch"にはスタートラインの意味があるようです。また、ボクシングのリングのマット中央に引かれたラインのことでもあるらしく、要はこのラインに立って殴り合いの試合を始めるレベルに至っているかどうか、ということだそうです。(Merriam-Webster Dictionary オンラインの解説にあります。)

似た表現に、


from the scratch


というものがありますが、こちらは皆さんもご存知なのではないかと思います。

一から(やり直し、再スタート)、はじめから、という意味ですね。

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