今日は2011年11月11日、数字の1が6つ並ぶ日です。(また、私事で恐縮ですが、妻の誕生日です。)
日付がこのような数字の並びになることは珍しいので、鉄道各社では記念乗車券を発売したりしているようです。最近では、平成22年2月22日など、そのような対象だったように記憶します。また、知りませんでしたが、11月11日はポッキーの日なのだそうです。これは数字の1が並んでいる様が、ポッキーを並べたようだからなのだそうなのですが、菓子メーカーのマーケティング戦略が何となく透けて見えるようで、こじつけのように感じなくもありません。鉄道会社の記念乗車券についても、商魂たくましい(10月28日朝日新聞)との見方もあるわけで、まあ珍しい数字の並びではありますが・・・。
さて、このような商魂たくましさは日本人に限らず、海外でも例外ではありません。シカゴ発、マクドナルドの事例について、Chicago Tribune紙の記事からの引用をご覧ください。
McDonald's Corp. restaurants are using Friday's numerical palindromic date to promote its french fries.
Playing on the 11/11/11 digital version of Nov. 11, McDonald's franchisees in metro Chicago will offer small orders of fries for 50 cents for the day. That's half the usual price for the portion.
“We hope Chicagoland residents will take advantage of this unique offer to enjoy, what are considered by many, as the ‘Best Fries on the Planet,'” said Ron Lofton, franchisee and president of McDonald's Owner Operators of Chicagoland and Northwest Indiana, in a statement.
(Kate MacArthur. McDonald's commandeers 11/11/11 as 'Fryday.' Chicago Tribune. November 9, 2011.)
ポッキーの発想と似たものがありますが、シカゴのマクドナルドレストランのオーナーは数字の1を1本のフレンチフライに見立てたようです。さらに11月11日の今日が金曜であることにかけて、"Friday"ならぬ"Fryday"としたところは、日本の鉄道会社やポッキーよりも1枚上手でしょうか!?
"palidromic"という単語は、"palindrome"の形容詞形です。"palindrome"とは日本語では回文と呼ばれるもので、いわゆる上から読んでも下から読んでも同じに読めるという性質の文のことを指しています。
"palindrome"という単語はギリシャ語源であり、ギリシャ語の"palin"(英語で言うと"again")と"dromos"(同じくrunning)、つまり"running back again"という意味です。
今日は1が6つ並ぶ日、上から読んでも下から読んでも、"11/11/11"ということになりますが、厳密にいえば西暦の4ケタは2ケタに省略していますので、記事においても、"digital version of Nov. 11"という表現になっています。
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