私の周りの席の人も体調を崩している人が結構いて、個人的にはお休みすればいいのにと思いますが、同時に私自身も体調を崩さないように気をつけなければ、と思います。ちょっとぶっきらぼうに言わせてもらうと、うつさないでね、ということです。
Motreal Gazzett紙の記事によれば、さる大学の研究で、無理して出社するよりも家で静養した方が生産性の観点から望ましいという報告が出たとのことです。
Your colleague in the next cubicle has provided a symphony of sneezing and hacking all day and you are on your third bottle of hand sanitizer as you curse the “conscientiousness” of employees who feel compelled to work when they’re sick.
You have just witnessed presenteeism – code word for working when sick – and a new study out of Concordia University shows that it may be even more costly to the workplace than absenteeism.
The Concordia study by Gary Johns, a management professor at the John Molson School of Business, comes on the heels of another study out of Queen’s University that also shows the costly repercussions of presenteeism.
(Karen Seidman. Staying home can help productivity. Montreal Gazzett. November 17, 2011.)
さて、引用記事の中に、"presenteeism"という見慣れない単語が現れます。これはどのような意味で用いられているのでしょうか?手持ちの辞書を早速引きましたがエントリはありません。
記事の中には、対義語と思われる、"absenteeism"という単語も出てきます。こちらはよく使われる単語です。ずる休みとか計画的欠勤などと訳されます。
そうすると記事のコンテクストから、"presenteeism"が何を意味するのか、何となく分かってきますね。
記事にもありますが、"code word for working when sick"とあります。つまり、体調を崩してしんどいのに働く、ということですね。しかし、この記事を読んでいますと、“働く”というよりも、“出勤する”、という方が正確であるような気がします。"present"とはある場所に存在しているということを意味する形容詞ですが、ここではオフィスなどの勤務先に居る状態のことを指しているわけで、もちろんオフィスにいるということは働きに来ているわけですが、“働く”という行為そのものよりも、その場に居るということに焦点が当てられているように思えます。こう言ってしまうのはやや躊躇されることですが、休んでも全く差し支えないのに、無理を押して出勤するという“ポーズ”、あるいは出勤しなくてはならないというような強迫的な観念のようなものがあって、"presenteeism"につながっているのではないでしょうか。
さらに、表現はされていないものの、言外には、“無理して出社することで周囲の人に(病を)うつしてしまうかもしれないリスク”をほのめかしているようにも思われます。
記事で紹介されている研究報告では、"presenteeism"は本人の生産性低下は言うまでもなく、周囲の人への影響も考えると"absenteeism"よりも問題であるとしています。
勿論、本当に多忙で休むわけに行かない立場の人、顧客や締め切りなどの関係があって休めない人など、色んな立場の人がいるとは思いますが・・・。
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