今日の話題は男性機能に関するロイターの記事からです。いつもと同じく、内容は大変サイエンティフィックなものですので誤解しないでください(笑)
(Reuters Health) - The digital age has left men's nether parts in a squeeze, if you believe the latest science on semen, laptops and wireless connections.
In a report in the venerable medical journal Fertility and Sterility, Argentinian scientists describe how they got semen samples from 29 healthy men, placed a few drops under a laptop connected to the Internet via Wi-Fi and then hit download.
Four hours later, the semen was, eh, well-done.
A quarter of the sperm were no longer swimming around, for instance, compared to just 14 percent from semen samples stored at the same temperature away from the computer.
And nine percent of the sperm showed DNA damage, three-fold more than the comparison samples.
(Frederik Joelving. Laptop Wi-Fi said to nuke sperm, but caveats abound. Reuters. November 28, 2011.)
冒頭、“下ネタ”と書きましたが、デリケートな器官について直言を避けるのは英語でも同じと見えて、"nether"(下の、下部の; Netherlandsにおける"nether"に同じ)という形容詞が用いられています。これはやはり"euphemism"(婉曲語法)の類ですが、"nether region"とされる場合もあるようです。
さて、記事ではラップトップコンピューターでワイヤレス通信を使っている場合に男性の生殖機能に影響が出るという報告書が権威ある科学誌“Fertility and Sterility”で発表されたと報じています。
ワイヤレス通信をオンにしたラップトップコンピューターのそばにおいた精液のサンプルと、離しておいておいたサンプルとで、DNAへのダメージなどの結果が違ったのだそうです。
電磁波の影響やラップトップコンピューターを文字通り膝の上に置いた場合に“シモ”が熱せられることなどが原因ではないかと分析しているようですが、一部の専門家からは科学的には興味深い結果ではあるが、実験は人工的な環境での話であり、現実において直ちに男性の生殖機能に影響があるとは考えられない、とコメントしているようです。
そういえば携帯電話についても同様のお話をよく聞きますね。色々なデータや見解が出されていますが、まだ因果関係はよく分からない、というのが今の現実かと思います。
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