“list”という単語を見れば、“リスト”というカタカナが条件反射的に出てくるくらい、この単語は基本的な単語の1つだと思いますが、こんな意味もありました。
“傾く”、“かしぐ”という意味です。ご存知でしたか?
The long, lonely voyage of the Japanese ghost ship is over.
A U.S. Coast Guard cutter unleashed cannon fire on the abandoned 164-foot Ryou-Un Maru on Thursday, ending a journey that began when last year's tsunami dislodged it and set it adrift across the Pacific Ocean.
It sank into waters more than 1,000 feet deep in the Gulf of Alaska, more than 150 miles from land.
The crew pummeled the ghost ship with high explosive ammunition and, soon after, the Ryou-Un Maru burst into flames, began to take on water and list, officials said.
A huge column of smoke could be seen over the gulf.
(US Coast Guard sinks Japanese "ghost ship". Christian Science Monitor. April 5, 2012.)
“list”を“傾く、かしぐ”という意味で用いるのは主に海事、つまり船について言う時のようで、今日この記事に出会わなければ、あまり実例にお目にかかることがないものと思います。
記事は昨年の3.11の大津波により流された日本船が最終的にアラスカ沖で爆破処理されたことを伝える記事なのですが、読んでいてなんかこう寂しいというか、やるせない気持ちになります。
津波発生時は北海道沖に停泊していて、スクラップされることが決まっていたそうですが、日本にいるであろう所有者に連絡はなかったのだろうかと思います。津波に翻弄されて太平洋を遠く流された結果、深い海底に沈められたというのは可哀想だと思うのは、絵本の世界に浸る幼児並みでしょうか?
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