スペルが1字違いで大きく意味が変わる単語というのがあります。
今日の単語、"fiend"はその類かと思いますが、危うく"friend"と見間違えるところでした。
Name, shame sex fiend laws to be passed in Victorian State Parliament today
LAWS designed to encourage judges to name and shame serious sex offenders will today be introduced in Victorian Parliament.
Corrections Minister Andrew McIntosh is expected to introduce amendments to the Serious Sex Offenders (Detention and Supervision) Act, requiring judges to take into account new criteria when deciding whether to suppress the names and locations of serious sex offenders.
If approved, it will reverse laws which have allowed paedophiles to remain anonymous behind court suppression orders.
(Peter Rolph. Name, shame sex fiend laws to be passed in Victorian State Parliament today. Herald Sun. September 11, 2012.)
"sex fiend"となっているので(!?)、"friend"と勘違いしてしまう可能性も大きい!?いやはや、言い訳になりません。失礼しました。
これまた私の勉強不足ですが、"fiend"という単語にあまりなじみがありませんでした。辞書を引くと、
悪癖から抜け出せない人;常習者、中毒者
という定義があり、いくつかある意味のうちこの記事のコンテクストでの意味と思われました。記事本文中を読めば明らかですが、"sex fiend"とは、"serious sex offenders"を指しており、性犯罪常習者、特に小児を対象とした性犯罪者(paedophiles)のことを言っています。
"fiend"をコーパスで検索してみると、"sex fiend"のほかに、
dope fiend
drug fiend
が多くみられます。これは薬物常習者というほどの意味でしょうか。
ちなみに、記事のタイトルにも出てくる、"name and shame"についてはつい先日、8月22日の記事で取り上げた表現ですが、覚えておられるでしょうか?
記事では”企業名公表”というような日本語を使いましたが、この例で、企業・団体に限らず、個人の場合についても名前や所在を公開する意味で使われることが分かりました。
性犯罪者に関しては、名前や住所などの届け出が義務付けられ、アメリカでは性犯罪者情報公開法という形で州によっては法制化されています。
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