"haunt"という単語を見てまず思いつくのは、幽霊などが”とり憑く”、という意味ではないでしょうか。
たしかディズニーランドに、”ホーンテッドマンション”というのがありましたが、"haunted house"というと、幽霊が棲んでいる不気味な家のことです。
"haunt"を辞書で引くと、
(幽霊・霊魂などが)よく現れる、出没する
という意味が最初に出ており、ホーンテッドマンションのようなお化け屋敷というものへの馴染みもあって、この意味をまず思い浮かべてしまいます。
ところで、"haunt"には他の意味もあるのをご存知でしたか?
For my boyhood pals and for me — pre-teens in early-1940s Kensington — the Parkway was one of our regular haunts.
(Long before Disney World, we had the Ben Franklin Parkway. phillyburbs.com. September 2, 2012.)
ここでの"haunt"を幽霊とか霊魂の・・・、という頭で読むとおかしなことになります。"haunt"には、
よく行くところ、行きつけの場所
(悪党などの)巣、根城
たまり場
という意味もあるんですね。
ところで、語源に目を向けると、"haunt"は"home"と同根なのだそうです。"home"=家、は家族が集まるところ、帰ってくるところ、ということで、”よく行くところ”という意味での"haunt"と同根であるというのはうなずけることだと思います。また、幽霊が棲みつく、という意味にも通じているように思われます。
さて、先の引用した記事ですが、アメリカ・フィラデルフィアのBarnes Collectionが郊外のMerionからフィラデルフィア美術館などがあるBen Franklin Parkwayへ引っ越し、という記事からのものです。
Barnes Collectionというのは、美術好きの方ならご存知かと思いますが、Albert C. Barnesという資産家が収集した絵画などの膨大なコレクションを所蔵する美術館として有名です。私も数年前にアメリカに滞在した際に訪問したことがありますが、フィラデルフィア中心部から少し離れており、また一か月以上前の予約が必要など、なかなか訪問できない美術館でもあります。
数年前のアメリカ滞在を懐かしく思い出します。
2012年9月3日月曜日
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