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2013年1月11日金曜日

早食いを矯正してくれるフォーク ― zap

アメリカのラスベガスでコンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)が開催されています。

家電見本市とも呼ばれていますが、毎年最先端の技術を使ったテレビやカメラ、携帯端末などの家電製品が発表され、連日朝刊の経済面に大きく取り上げられています。

今日は、USA TODAY紙にちょっと変わった製品が紹介されています。その名も“早食い矯正フォーク”とでも言ったらいいでしょうか?


If you've been keeping up with our coverage from International CES at Las Vegas, you may have heard about the HAPIfork, an electronic utensil that zaps you for eating too quickly.

Here are some more details: the fork features a circuit that connects the handle of the utensil to the prongs at the end. Once you put the fork in your mouth to take a bite, it counts one serving. By interacting with both your hand and mouth, the fork can keep track of how many servings you eat.

The HAPIfork also measures how long it takes you to eat a meal, the average amount of servings you consume per minute and the total number of fork servings.

So what happens if you eat too fast? A LED light on the handle pops up, and the fork gives a gentle buzz to alert you to slow down.
(Brett Molina. More on the fork that monitors how you eat. USA Today. January 10, 2013.)


HAPIforkという名前のこのフォークには電子回路が仕込まれており、フォークで食べ物を取って口に運ぶとその回数をカウントするのだそうです。そして単位時間当たり(たとえば1分間に)何回口に運んだかということで、食べる速さを計算し、速すぎると“警告”する仕組みだとか。

いったいどんな“警告”なんでしょうか?


"zaps you for eating too quickly"


とありますが、"zap"を辞書で引くと色んな意味がありますがその中に、


衝撃を与える、感電させる、しびれさせる


とあります。

これはおっかないですね!?食べるのが速すぎるとフォークを持つ手に電流が走るなんて、おっかなくて食事を楽しめません。

"zap"の意味するところがよく掴めないまま後段を読むと少し安心しました。やはり電気が流れるというような過激なもののではなくて、LEDライトが点灯しブルッと震える(buzz)ということでした。

"zap"という単語は、"imitative"、つまり擬声語なのですが、ビシッ、とかバシッ、とかの銃声から来ているということです。

ここでは、件のフォークが単に警告を発するのを、少し誇張的に"zap"という単語で表現したものでしょう。


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