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2013年1月28日月曜日

ブラジルのナイトクラブ火事、多数死者 ― snuff out

グーグルニュースUS版を見ていたら、ブラジルのナイトクラブでの火事で死者200名以上というトップニュースがまず目に付きました。

拾い読みしたUSA Today紙から下記を引用します。


Upon learning of the tragic nightclub fire early Sunday in Brazil, in which more than 230 people were killed, I experienced not only shock and sadness -- but anger. How often have we heard about similar tragedies before?

A rock band ignites pyrotechnics in an overcrowded nightclub. Soundproofing on ceiling and walls catch fire. Merriment turns into puzzlement, then panic, then horror. In minutes, hundreds of young lives are snuffed out.
(John P. Barylick. Brazil fire a reminder of R.I. blaze: Column. USA Today. January 27, 2013.)


最後の部分で、


hundreds of young lives are snuffed out


とあります。"snuff"という動詞に注目しましょう。

まず思い出すのが、においを嗅ぐ時のしぐさでくんくんとやるのを、"snuff"という動詞で表現しますが、調べてみると、ここでの"snuff"はそれとは別の動詞でした。

"snuff"とは、ろうそくに火をつけた時にろうそくの芯が焦げて黒くなった部分を指します。動詞の意味としては、その黒くなって焦げた(不要な)芯を切ることを意味するのですが、そこから転じて、


(ろうそくの火を)消す;消滅させる、滅ぼす


などの意味で用いられるようになり、特に、"snuff out"という場合には、


死ぬ;殺す


という意味で使われます。

話題が“火事”だけに、ろうそくの芯と関連する"snuff"という動詞を使っているのは記者の言葉選びの妙でしょうか。


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