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2013年1月1日火曜日

2013年、今年は巳年 ― snake year

新年明けましておめでとうございます。本年も、えいご1日1語を何卒宜しくお願い申し上げます。

さて、2013年最初の投稿となります。昨年もそうでしたが、新年のめでたいスタートにも関わらず、暗いニュースが目立ちます。今日この日の1語を選択するのに苦労します。

(少し掟破りの感はありますが)時事の話題から1語を選ぶのは諦めまして、今年の干支を取り上げたいと思います。

ご存知のように2013年の干支は癸巳、へび年です。海外では、"snake year"、"year of the snake"などと表現されています。

お隣、中国ではへび年生まれの子供は幸運に恵まれる、かしこく育つなどと信じられているそうです。


According to the Chinese zodiac, 2013 is the year of snake, and babies born in the year are said to be lucky and insightful. Many Chinese mothers-to-be are making preparation for their snake babies and the year of snake is about to trigger some zodiac related businesses.
(Liu Yuanhui. Chinese Snake Year Comes. CriEnglish.com. January 1, 2013.)


蛇を意味する一般的な単語である、"snake"を改めて辞書で引いてみました。語源欄に目を向けると、"snake"は古英語snaca、さらに遡ると古高地ドイツ語snahhanに由来するということですが、この古高地ドイツ語のsnahhanは“這う”(to crawl)という意味だそうです。

蛇を意味するもう1つの単語に、"serpent"があります。こちらはラテン語起源の単語です。語源であるラテン語のserpereは、やはり“這う”(to crawl)の意味の動詞です。

もう1つ、以前取り上げた単語ですが、"adder"があります。古英語ではnaddreでしたが、"an addre"と間違って解釈され(異分析と呼ばれます)、"adder"というスペルが定着してしまったものです。

日常生活において蛇にはあまり良いイメージがないというのが正直なところですが、神の使いとして祀られていることもありますし、古来より信仰の対象でもあります。また、脱皮を繰り返すことから復活や再生の象徴として崇められてもいます。蛇の皮を財布に入れている人も多いでしょう。

2013年がよき1年であることを祈念いたします。


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