面白い英語表現の1つに、
on this side of the pond
というものがあります。例えば以下のように用いられます。
Typically this weekend, golf fans on this side of the pond wake up extra early, watch the British Open, then hit the course.
(Houston Chronicle. 2008.)
一体どういう意味だろうと思って、"pond"のエントリを調べると、"the pond"と言う時、それは海、特に大西洋のことを意味するのだそうです。
Merriam Websterでも、
sometimes used with the to refer informally or facetiously to the Atlantic Ocean
と補足説明があります。
したがって、"on this side of the pond"とは“大西洋のこちら側”ということになりますが、どう解釈したらよいのでしょうか?
"on this side of the pond"と対称的に、
on the other side of the pond
という表現もあります。こちらは逆ですから、“大西洋の向こう側”ということになります。
英和辞書に答えは書いてありますが、この表現はイギリス英語の表現なのでしょう、"this side"(こちら側)と言う時、それは英国を指し、"other side"(向こう側)と言う時、それは米国を指すようです。
冒頭に引用した例文では、ゴルフのブリティッシュ・オープンの話ですから、"this side"となっているのは納得です。
"other side~"の用例を最近のニュースから引用してみました。
He’s best known for his role as Jay Cartwright in The Inbetweeners but in real life James Buckley is less of an annoying teenager and more of a wannabe mod.
But it seems his look just doesn’t quite work on the other side of the pond as the actor stood out like a sore thumb at the Sundance Film Festival on Monday.
(Fay Strang. James Buckley’s mod look doesn’t quite translate in the US… as he looks out of place in a parka at Sundance Film Festival. Daily Mail. January 22, 2013.)
James Bucklyさんというのはイギリスの俳優だそうですが、アメリカで行われているサンダンス映画祭で、そのファッションが(まわりと異質で)ちょっと浮いている、という話です。
これはイギリス人がアメリカにいるということで、"other side~"になっているのは納得です。
今日は地理の復習みたいになりました(笑)
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