食事中の方には済みません。
世界の中には昆虫を食べる民族もいるということはご存知の方も多いでしょう。日本でもイナゴの佃煮とかありますし、焼き鳥屋さんではカエルを食べたことがあります。私の住んでいる近くではザリガニが食用として販売されているのも決して珍しいことではありません。
しかし、これらはいわゆる珍味の話であって、主食が昆虫になるとしたらどうでしょうか?
ちょっと考えたくないという人が多いかも知れませんが、国連の報告書によれば、2050年、人類は昆虫を食べるのが普通の時代になる、ということです。
Mmmm. Just look at that plump little cicada. Can you imagine plucking it off its leaf and popping it in your mouth? Too much? How about after it's flash fried with a little butter, garlic and sea salt?
Face it, America. We're inch-worming our way closer to a dinner plate piled high with crickets, grasshoppers, grubs, cicadas and more.
Don't believe us? The United Nations' Food and Agriculture Organization issued a report just this week aimed at raising "the profile of insects as sources of food and feed" as experts wonder how the world will feed a population that is expected to explode to 9 billion men, women and children by 2050.
(Rene Lynch. Eating bugs: Would you dine on cicadas? Crickets? Buttered beetles? Los Angeles Times. May 16, 2013.)
人類が増え続けて食糧難が予測されるということもありますが、昆虫を食べるというのは実は栄養面で体にとって良いことなのだそうです。タンパク質は元より、鉄分やビタミン類が豊富で、牛や豚などの家畜と比較して飼育の手間や効率の点でも昆虫が優れているということです。
したがって、昆虫が主食になるというのは必然だ、というのが国連の報告書の言わんとするところのようなのですが、ちょっと想像したくないという人は多いかも!?
"Insects as food and feed emerge as an especially relevant issue in the twenty-first century due to the rising cost of animal protein, food and feed insecurity, environmental pressures, population growth and increasing demand for protein among the middle classes," the report says.
"Thus, alternative solutions to conventional livestock and feed sources urgently need to be found. The consumption of insects, or entomophagy, therefore contributes positively to the environment and to health and livelihoods."
(ibid.)
さて、昆虫を食べることを言うのに
entomophagy
という単語が使われています。
昆虫学のことを、"entomology"と言いますが、これと、食べることを意味する接尾辞-phagyが結びついてできた単語です。
entomo-という語幹は、刻み目があると言う意味のギリシャ語に由来するものです。刻み目とは昆虫の体の節を言っているのでしょう。生々しい話です。
2050年まであと40年足らず、私はひょっとしたらこの世にいないかもしれませんし、老いぼれでも何とか生きながらえているかも知れませんが、昆虫を食べているなんてちょっと想像がつかないですね。
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