80歳の三浦雄一郎さんがエベレスト登頂を果たしたことがトップニュースになっています。各紙、メディア、こぞって祝賀のムードです。80歳という高齢でありながら、まさに快挙、いや偉業というべきでしょうか。
昼休みに見るGoogle NewsのUS版にもトップ記事扱いでした。
80-year-old on 'top of the world' (Times of India)
80-year-old conquers Mount Everest (The Washington Post)
Miura becomes oldest atop Everest (The Japan Times)
Yuichiro Miura, 80-Year-Old Japanese Climber, Becomes Oldest Atop Everest (Haffington Post)
などなど、枚挙に暇がありません。
ところで、ヘッドラインの中で1つ、あれ、と思うものがありました。
Octogenarians Face Off to Earn Title of Oldest Man to Reach Everest Summit (ABC News)
疑問は、"octogenarians"の複数形、そして"face off"の意味でした。今回登頂したのは三浦さん他、隊のメンバーであることは勿論ですが、80歳なのは三浦さんだけのはず。なぜ、"octogenarians"なのか?
記事を読んで分かりました。
Two octogenarian climbers are facing off once again to earn the title of the oldest man to reach the summit of Mount Everest.
Yuichiro Miura, of Japan, is ascending the mountain in hopes of taking home the Guinness World Record that slipped away from him in May 2008, when he was just 75 years and 227 days.
Miura was beaten to the peak by Nepalese climber Min Bahadur Sherchan, who successfully made the climb one day before him, at the age of 76 and 340 days, according to the Guinness World Records website.
(Alexis Shaw. Octogenarians Face Off to Earn Title of Oldest Man to Reach Everest Summit. ABC News. May 22, 2013.)
既にご存知の方は多いのでしょうか?最高齢でのエベレスト登頂を競う2人がいるということを。
テレビを見ないものですからニュースに多く接している訳ではありませんが、新聞やラジオでは全く報道されていなかったように思います。ですので知らなかったのですが、5年前、最高齢登頂者はネパール人男性ということがギネス記録に登録され、三浦さんは惜しくもタイトルを逃したというのです。
そして、今回、80歳での登頂を達成した三浦さんがあるわけですが、このネパール人男性が返す刀で(!?)、81歳での登頂を計画しているそうです。
当人たちに競争の意識は恐らくないと思うのですが、"face off"が意味するところは、
対抗する; 対決する
ということであり、ABC Newsの取り上げ方はちょっと下世話な感じもしますが、どう思われるでしょうか。
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