以前に5トン以上のチョコレートスプレッド(パンに塗るチョコ)の人気商品が盗まれたというニュースを取り上げたことがありましたが、またしてもその人気商品、Nutella(ヌテラ)に関する記事です。
このNutellaというのはよほどファンが多いと見えて、World Nutella Dayというファンが主催するの非公式祝日みたいなものが毎年祝われているそうなのですが、本家、製造元のFerrero社から止めてほしいという通達があったというのです。
World Nutella Day, the unofficial international holiday created by fans to celebrate their love of the hazelnut-chocolate spread, won’t be happening next year. According to Gawker, the annual celebration of all things Nutella was ordered to cease and desist by its manufacturer Ferrero. Started in 2007 by Nutella fan Sara Russo, the event took place every Feb. 5th.
(Kristene Quan. ‘World Nutella Day’ to Cease and Desist. Time. May 21, 2013.)
今日の表現、"cease and desist"ですが、"cease"も"desist"も、どちらも停止する、止める、という意味の動詞であり、いわゆる冗語表現となっています。しかしながら、"cease and desist"でひとかたまりの表現として慣用的、あるいは法律用語として定着しているようで、ランダムハウス英和辞書によると、"cease-and-desist order"というエントリでは
停止命令
と解説されています。
これは国内のニュースでも時々聞くことのある、業務停止命令と似たようなものでしょうか。
業務停止命令という言葉を国内ニュースで聞くとき、それは多くの場合監督官庁が民間企業に対して行う処分ということがほとんどだと思われますが、ここでのケースは一般企業(の代表としての法務担当者)が消費者に対して行っているもので、ちょっと性質が違うようにも思われます。法律について専門的なことは分かりませんが・・・。
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