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2014年4月16日水曜日

clemency

書類上のミスで本来の刑期よりも長い刑に処されてしまった、というニュースです。

ちなみに最近あった冤罪事件のことではありません。


President Obama has shaved a few years off the sentence of a federal inmate who mistakenly received a longer prison term because of a typo – a typo that would have meant three-and-a-alf more years in prison if it hadn't been caught.
(Obama corrects record for inmate given extra prison time over typo in paperwork. Fox News. April 15, 2014.)


書類上のミスというのは単なるスペルミス(Typo)だったようですが、本来の刑期よりも3年半長い刑が科されたということで、悪いことをした容疑者とはいえ本人にとっては大問題です。

容疑者は刑期を減らすべきと訴えたようですが聞き入れられなかったところ、オバマ大統領の特別な計らいで何とか余分に長い刑を科されることは免れたようです。


The judge said the only way for the mistake to be fixed was through clemency, which Obama granted Tuesday. The White House said Obama decided to grant clemency because it was the only way to correct the mistake.
(ibid.)


特別な計らい、というのが"clemency"ということなのですが、これは慈悲、とか寛大さ、情け深い処置などと訳されています。

私は大岡裁きとか遠山裁きという表現を思い出したのですが、裁判などの司法の場で“特別な計らい”をするというのは日本的な発想かと思っていました。アメリカでも同じような考え方があるのだと知り妙に感心してしまいました。


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